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随筆・人間世紀の光 2009年11月6日付聖教
後継の若き指導者 育ちけり
世紀の舞台に踊りたちたり
”青春とは、素晴らしいものだ。常に私を鼓舞してくれる源泉である”
中国・四川省の成都に誕生された文豪・巴金先生の言葉である。私も、4度の出会いの劇を重ねた。
青年をこよなく愛し、信じる指導者であられた。”我々には清い純白な心がある。激し燃える切なる願いがある。
腹に満々とたぎる血潮がある。そして目には溢れんばかりの同情の涙がある。我々は青年なのだ” とも綴られた。
この11月の1日、巴金先生の故郷である成都から、西南大学交通大学の先生方をお迎えし、青年部の大会。
そして、全国の学生部総会が意気軒昂に行われた。巴金先生がおられれば、どれだけ喜んでくださったかと、
私の胸は高鳴る。会場の東京の牧口記念会館には、輝く生命の高等部、中等部の笑顔も弾けていた。
中略
スコットランドの国民詩人バーンズは喝破した。
”たとい損と苦難(くるしみ)とは、/ 真に辛い教訓であろうとも、
/ そこにこそ智慧があり、其処でこそ得られる、/他には何処にもない”
青年時代に悩み、望んで苦労するのだ。その分だけ、人を大切にでき、自らを誇れる境涯が開ける。
忘恩の配信者は必ず滅び、正義の人を迫害する輩には厳然と鉄槌が下る。真実は、必ず歴史が証明するのだ。
その正邪の勝負の決定打を放つのは青年だ、否、青年しかいない。
君たちの団結と勇気で、勝利への不滅の青春を飾り行くのだ!
”この一生 広宣流布に 捧げたる 尊き その名は多宝なるかな”
七月、サンフランシスコの芸術の殿堂”ハーブスト劇場”でアメリカSGIの多宝会の総会が行われた。
サンフランスシコは、私が真っ先に訪れた地の一つである。
人生の金の舞台(ゴールデン・ステージ)
参加者の多くは、アメリカ広布の曹操を築いたパイオニアの方々であった。準備に携わったメンバーには
八十代の友もおり、片道二時間の距離を通いながら、総会の大成功に尽力してくださったという。
アメリカでは、多宝会を”Golden Stage Group ゴールデン・ステージ・グループ”と呼ぶ。
"金の舞台” ーなんと誉れ高き響きであろうか。
信心に引退はない。第三の人生とは、”一生成仏”の信心の総仕上げの時期だ。
ゆえに、荘厳な夕日に照らされた全山紅葉の勝利山の如く、最も輝く黄金の晴れ舞台となるのである。
・・・続く・・・
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