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「偽装」という「当り前の現象」
三菱自動車の燃費偽装が発覚した。JRの保守点検の偽装、マンションなどの耐
震偽装、血液成分偽装・報告・成果偽装、「偽装」が企業・集団・組織で日常的
に行われている。背景には現代文明の「拝金主義」信仰が深く浸透している。「
罪の意識は希薄」「金のためなら、よからん」とする風潮、危険であるが、「正
すこと」ができない。「悪のスパイラル」現象である。
このような「偽装」は、そこ、ここにある。昔、昔から、人間の営み自体が「偽
装化」されている。メデイアによる情報操作、気づかぬうちに「偽装」というコ
ートをまとい、「正義」を語る輩が氾濫している。現代文明自体が「偽装」であ
り「偽装文明」であるという事だ。大きな自然現象の前には木端微塵に「偽装」
が暴かれている。人間という愚考がもたらしている現象である。
「亀裂」が走り、縦揺れ、横揺れがもたらされる現象は、自然からの「警告」で
もある。しかし、多くの人々は「気づかない」のが当り前、肥大化した「自我機
能」の危機反応であるが、わからないほど「偽装」が多重化しているのだ。人間
の徳目と言う「道徳的価値」は「知的用語」としてあるだけで「内実性」はない
。生活の中に実体として存在はしていない、ということだ。
「偽装」「嘘」「騙し」等は、いざという時「化けの皮が剥がれる」このことが
現実としてもたらされている現象なのである。「偽りの信仰・信心」「偽装され
た組織」「虚構の世界平和」これが人類文明の本質的一面でもある。
「相対的現象・現実」だからである。「自己機能」で生活しているならば「偽装
」ということは必要ない。「偽装」せざるをえない状況に身を置く愚考があるか
ら「偽装の連鎖」が起きるのだ。
「正直さ・素直さ」という徳目が消えている世界なのだ。だから、自然現象が浄
化作用としての働きを活発化させているのだ。
まだ、まだ続く「偽装現象」閲覧者の多くの方々の「人生」も「偽装」という現
象の現れかも・・・いづれにしても本人の「選択の結果」が「今の姿」なのだ。
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