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御書には、「仏教を弘めん人は必ず時を知るべし」教機時国抄(P.439)、「夫れ仏法を学する法には必ず時を知る可きなり」上行菩薩結要付嘱口伝(P.543)、「夫れ仏法を学せん法は必ず先づ時をならうべし」撰時抄(P.256)等、「時」の重大さを教えられている。
戸田先生は「大聖人の時代には交通や通信の便も悪く人びとが何千人と集まれる環境はなかった。現代は交通の便も発達し、電話・電報等も発達し通信の便も良くなった。こうして会場に何千人の同志を集めることができるようになった。今が広宣流布の時である」(趣旨:記憶ベース)と言われた。「時のしからしむる耳、春は花さき秋は菓なる夏は・あたたかに冬は・つめたし時のしからしむるに有らずや」報恩抄(P.329)、とまさに「時」の重要性を説いている。
現在は情報化時代・インターネットの時代である。どんな出来事でも世界に瞬時に発信できる時代である。情報も世界と同時に共有できる時代である。54年度問題の真相、学会内部の不正・摘発、執行部の高額所得、その他の諸問題に関してもインターネットなくして世界192か国のメンバーには知る術がなかった。隠蔽も簡単にできた。インターネットなくしてほんの一部のメンバーのみしか、知る術はなかったのである。
このような学会内部の諸問題が世界中の同志に発信され徐々にあからさまに暴露される事によって、どうもおかしいと思っていたメンバーが徐々に勇気をもって立ち上がるようになった。そして、発言するようになった。それに対応して、執行部も「インターネットはいい加減な事が書いてあるので信じないように」という攪乱のお達しを出し始めたのである。不正を働いている連中にとってはインターネットは邪魔者以外に何者でもないのだ。隠蔽していた事実も少しづつ表面化して来る。
何故、インターネット時代に学会にとって、また、世界平和を推進している組織にとって、このような諸問題があからさまに出てきたのであろうか。何故に今の時に?それは簡単な道理なのである。創価学会が仏意仏勅の団体であるからこそ、仏・諸天善神が動き始めたのである。末法万年の日蓮大聖人のご遺明が一部の汚れた大幹部達によってストップさせられるわけにはいかないのだ。
池田先生は、じっと弟子達の働きを見守っている。2010年に先生が病気で倒られたのも、今の「時」に合わせて「悪」を炙りだすための先生の計り知れない慈悲の行為かもしれないのだ。不知恩の大幹部達が先生不在の時に本性を現し、好き勝手にほしいままに学会を乗っ取っていく様を現実化され、勇気をもって「悪」と闘う我々弟子達に成仏の要因を授けてくださったのだ。今がまさしくその「時」なのである。その「時」に目覚めた本門の弟子達が大聖人の本来の目的である自身の一生成仏と広宣流布に動き働く時が「今」なのだ。「目の覚めるような自分自身と創価学会の発迹顕本を頼む」と言われたのは、まさに先生がこの「時」を醸し出されたのである。
しかし、時間は限られている。この2~3年がすべての勝負時だと思う。特に、今年は黄金の3年の最後の年であり、最も大切な年であると言ってよい。さあ、出でよ!世界に散在する地涌の菩薩達よ!学会組織を浄化して本来の人間主義の創価学会に戻そうではないか。その「時」がまさに今なのである!
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