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1999年5月1日 随筆 新人間革命 抜粋 ・・特に最高幹部の姿勢を中心に・・
昭和54年5月3日
引用開始・・
会場からの私への拍手も、まばらであった。
また、登壇した最高幹部は、ほんの数日前の会合まで、私を”池田先生”と
言っていたのが、宗門を恐れてか、ただの一言も口にできない。
私をどうこうではない。
それは、強き三世の絆で結ばれた、会員同志の心への裏切りであった。
婦人部の方が怒っていた。
”どうして、堂々と、今日の広宣流布の大発展は、池田先生のおかげですと
言えないのでしょうか!”と。
私が退場する時も、戸惑いがちの拍手。
”宗門がうるさいから、今日は、あまり拍手をするな。特に、先生の時は、
拍手は絶対するな” と、ある青年部の最高幹部が言っていたと、私は耳にした。
恐ろしき宗門の魔性に毒されてしまったのである。
言うなれば、修羅に怯えた臆病者に成ってしまったのである。
しかし、私を見つめる同志の目は真剣であった。声に出して叫びたい思いさえ、
抑えに抑えた心が、痛いほど感じられた。
中略
宗門と結託した学会撹乱の悪辣なペテン師たちは、これで、大成功したと思い上がった
にちがいない。彼らは、”これで、計画は着々と準備通りに進んでいる。
これでよし!これで完全勝利だ”と計算し、胸を張っていた。
(今で言えば、2014年11月の本部総会時が此れに当たります)
その陰湿さと傲慢さが、私には、よく、見えていた。
私は、ずる賢き仮装の連中の実像を、その行動から見破ることができた。
この陰湿極まる、狡猾な連中には、断固として、従ってはならない。
いかなる弾圧を受けようが”忍耐即信心”である。
学会は蓮祖の仰せ通りの信仰をしている。
死身弘法弘法の実践である。柔和な忍辱の衣を着るべきである。
中略
誰がなんと言おうが、私は私の信念で勝つことを決心した。
そして、ただ一人、今まで以上の多次元の構想を持ちながら、戦闘を開始した。
”獅子は伴侶を求めず”とは、よく戸田先生が、私に言われた言葉である。
一人、孤独になった私は、無言のうちに、必ずや、真実の伴侶は付いてくるであろうと
信じていた。
師弟の両者が一つの姿で無限に戦い、舞い、走り、勝利しゆく。
私は、その新しき時代の伴侶を待っていた。
中略
ここから、私は”一閻浮提広宣流布”との大聖人の御遺言を遂行する、
決意を、新たにした。
そして、”正義”という二字を書き記した。
・・・引用終わり・・
2014年、本部総会時の状況は見事に、昭和54年5月3日のレジウム・復興
この随筆を熟読することによって、
戦いの精神、戦い方、決意を学びとることができます。
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