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ビィマラの近所にそれはそれは品のある壮年部の方がすんでおりました。良く家にお邪魔させてもらったものです。その壮年部の方は陸軍出身の方でした。ビィマラくーんと言って良く可愛いがって頂きました。奥様は夜勤で帰りが遅くよく一緒に夕飯をご馳走していただきました。ビィマラのおじいちゃんが未入会で怖いおじいちゃんだったのでこんなに優しいおじいちゃんだったらなぁ。と思ったものです。お酒が入ると陸軍時代の話しをよくされました。フィリピンに行った話し。仲間の兵隊が殺されたので泣きながら民間人を機関銃で射撃したこと目の前で戦友が死んだ話し。とても今学会の信心をしている人とは思えないくらい辛そうな顔で話されるのです。中等部だったビィマラはショックを受けました。「人を殺した人と今話しをしている!しかもいつも座談会であう優しいおじいちゃんが…」時々、戦場での事が夢に出てくるともおっしゃつてました。お酒が入ると上機嫌になって「教育勅語」を暗唱されてました。ある日、民音でロシア音楽のバンドが来たとき一緒に車に乗せていってもらったときの事です。「ロシアは昔日本の同盟を裏切ったんだ!だから本当は腹黒い人種なんだ。」僕は「そんなことないですよ。池田先生はロシアにも行かれてますよぅ」といっても聞く耳はもたれません。ビィマラは悲しくなりました。素晴らしい信仰を持ってこの人はしているのになんでこんなに違うんだろうか?とそしてビィマラはきずきました。戦争で受けた傷を残したままこのおじいちゃんは癒されずにきたんだ。時は15年位たちバッタリ中継があっている文化のトイレでその壮年と再開しました。おじいちゃんは体は丈夫だったものの「ボケてなんもわからないんですよ」とニコニコしながらおっしゃるから一言「あの時はお世話になりました」とビィマラがお礼をいったら覚えてないはずの壮年が「こちらこそ」といって下さったのが印象に今でも残ります。今は多分元気に新たな体で生まれ変わられているでしょう。おじいちゃん絶対に絶対に戦争させる様なおじいちゃんみたいな人に人を殺させる様な時代は僕が作らせないからね!そうビィマラが誓った出来事でした。※さっきからシヨッチュウスミマセン。ビィマラは気がさえて眠れないので書かせて頂きましたm(__)m
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