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「生活不活発病」
「生活不活発病」震災以降、避難生活・仮説住宅での生活をよぎなくされ、長期にわたることにより「生活不
活発」により、何らかの障害を呈することを言います。特に高齢者や障害を抱える人に見られた現象ですが、
最近ですと、うつ病や引きこもり・不登校などの現象の前に見られる共通した身体不良不全であることが知ら
れるようになってきました。
病気や外傷はなく、一応、健康ではあるが、「活動」の低下がみられ、なにごとにも「おっくう」になり、長
期化すると、様々な不具合や障害を形成する要因となる状態をいいます。「動きにくい」から「動かない」と
「動けなくなる」という「不活溌の悪循環」により起こる心身不良不全の現象なのです。
一日の生活の中で私たちは、身の回り行為や、家事、屋外歩行、スポーツや仕事のときの動作等さまざまな生
活行為(「活動」)を行います。その「活動」の合計・総和が「生活の活発さ」です。
生活不活発病の原因である「生活の不活発さ」はこの「活動」の低下です。
日体大の正木健雄氏(故人)は1970年代より児童の体力研究(体育学)から人間の基本体力の低下が様々な
状態をもたらすと警告していました。その頃の子供が現在の30~50歳代前後の人々です。正木氏は「すぐ疲れ
た症候群」と呼び体力作り、運動の重要性を指摘したのです。「生活不活発病」は、元々は「すぐ疲れた症候
群」でもあったのです。腰・背筋力の低下は筋力の低下でもあり、姿勢不良をもたらせ二次的現象として血液
循環の不良不全を招き、代謝力の低下につながります。現代人の多くには、生命力の低下現象が既にあるとい
うことです。
ここに心身の不適応要因があるのです。ちなみに「パニック障害」が頻繁に見られるようになった時期は1980
年代以降です。脊柱の歪み、特に胸椎のズレが要因となっています。背筋を伸ばし、背筋がつくと自然に治癒
します。(東洋医学の見方)西洋医学では解剖学・生理学・神経学を学んでも、脊柱の不良姿勢と意欲の減退
、やる気の消失といった関連の見方ができないのです。医学部では教えない。
不良姿勢の回復改善・筋力の強化をはかるだけで心身の不適応の70%近くは自然治癒します。ここで言う筋
力強化とは、特別な強化を言うのではなく、日常生活でできるレベルの強化をいいます。
今述べた現象は世界的な規模で浸透しています。疲弊し閉塞する状況は人間の基礎体力の低下も反映されてい
るのです。利便性の追求がもたらせた「反作用」現象です。生命力の低下が人間の未熟性をもたらせているの
です。
創価の疲弊・閉塞も同様な影響を受けています。高齢者はますます不活発に、青年男女は「すぐ疲れた症候群
」に、生命力の不活性化があるのです。当然、智慧もでてきません、慈悲という働き作用も抑制されるだけで
す。
仏法興隆の時がきたのです。
「動きにくい」から「動かない」と「動けなくなる」 心身の不良不全の現象が浸透しています。
生活不活発病 -動かないと心身の調子が悪くなる-2015/02/06 に公開15分47秒 53動画
https://www.youtube.com/playlist?list=PLgP_QNNwUhpj7_Q4ZWyJVLIptkDxgmkzy
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