|
「働き作用」⇒「生命現象」2
電気・電波・電磁波等のエネルギーは、私たち人間には見えない。しかし、確か
にある。現代科学の恩恵を全ての人間が受けている。例⇒エレクトリック
(electric)文明とも言える。電磁気学(electromagnetism)
電気は電線を通じ送電されている。だから電気があることがわかる。電波等は見
えなくても私たちの生活にあふれている、TV・ラジオ・スマホ等は、機器を通
して「わかる」現象である。人間には直接的に感知できない現象なのだ。エネル
ギーにより現象化される次元・世界が階層的に重なっているのだ。人間は多種多
様な多次元同時存在とも言える。普段の生活感覚では「わからない」、つまり「
人間の世界は極めて限定された世界」なのだ。
しかし「体感覚知」するとこうした「全体性」の現象が了解できるのである。
私たち人間が感知・認知できる世界は、わずか3~7%に過ぎないと言われてい
る。残りの93%前後は「見えない」「感じない」世界なのである。こうした見
方は「全体性」から見る見方である。
「無始無終」より存在している現象である。その人間的な一時(いっとき)が「
私自身」という現象なのである。
「生命現象」は無限の存在なのだ。つまり私たち人間は「無限の存在」なのだ。
この「無限の存在」としての感覚の覚知が「悟り」「体感覚知」という「現象」
なのである。「無限の存在」の感覚とは、エネルギー感覚でもある。
「無限の存在」の感覚には「人間観」「人間感覚」は抑制され「生命感覚」が活
性化される。
「時間が消え」「空間が消え」「ただ在る」だけとなる。「人間感覚」にいる者
にとっては信じがたい、不可思議な現象である。妄想・幻想ではないかと感じる
、しかし、「体感覚知」がもたらされると「人間感覚」から見た妄想・幻覚こそ
が妄想・幻想であることに気づく、意識が「反転」するのである。
「反転」現象は常に起きている。この現象はちょうど「交流電流」の現象に似て
いる。この流れに乗れると、その時々の「反転」が一定であることが当り前の現
象となる。「反転」が消える事ではない。「反転」現象、そのもと同化するとい
うことである。「宇宙のリズムに乗る」「宇宙と一体になる」とは「生命現象に
同化」することでもある。同化するから、「個人」から「生命現象」そのものへ
と飛翔するのである。「自分を変える」から「自分を超える」事になるのだ。
「生命感覚」の世界にいると「人間関係」「社会的出来事」等に一喜一憂しなく
なり、現象として了解できるので、楽しめ、味わえるのである。そして「縁」す
る人に対して自然に「気づき」を促すことができるのである。智慧により慈悲が
現象化するからである。エネルギー変換の働き作用でもある。
宇宙の法則は、常に「エネルギー不変の法則」によりバランスが保たれている。
いつもお伝えしている「作用反作用」も「エネルギー不変の法則」による現象で
ある。こうした「働き作用」はバランスを保とうとしている。なぜならばバラン
スが崩れるから「働き作用」が起こるのである。
「働き作用」を通して「バランス感覚」を感知できるようになると、私たちの意
識は「バランス」そのものなる。このような体感・体験が「生命現象」の世界な
のである。
|
|