登山家の野口健さん 益城町でテント設営

登山家の野口健さん 益城町でテント設営
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狭い避難所や車で寝泊まりを続ける人たちに利用してもらおうと、登山家の野口健さんが全国から寄付されたテントを熊本県益城町に設営しました。
野口さんがテントを設営したのは、避難所の近くにある益城町の総合運動公園です。野口さんは、被災した人たちに少しでも避難生活の疲れを和らげてもらおうと、フェイスブックやツイッターなどでテントの寄付を呼びかけました。全国からおよそ100以上のテントが集まり、24日は、野口さんをはじめおよそ80人のボランティアが組み立てました。このあと、テントの利用を希望する人たちの受け付けが行われ、避難所や車で寝泊まりをしていた人たちが次々とテントに荷物を運び入れていました。
テントは、4~5人が横になれる3メートル四方の大きさで、合わせておよそ500人が寝泊まりできるということです。野口さんはテントを利用する人たちに、中では火を使わないことや貴重品はテントに残さないことなどを呼びかけていました。野口さんは、「テントで足を伸ばして寝てもらい、少しでもストレスが軽減できればと思います」と話していました。
これまで車で寝泊まりしていたという男性は、「エコノミー症候群が怖かったので、これでやっと足を伸ばして寝ることができうれしいです」と話していました。