エクアドル地震から1週間 654人が死亡

エクアドル地震から1週間 654人が死亡
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南米エクアドルで起きた大地震から1週間がたち、これまでに654人の死亡が確認され、テレビで演説したコレア大統領は、「苦しい1週間で、痛みは計り知れない」と述べて国民を励ましました。
エクアドルでは現地時間の16日午後7時前(日本時間の17日午前9時前)、北部の太平洋沿岸でマグニチュード7.8の地震が起きました。この大地震ではこれまでに654人の死亡が確認され、58人が行方不明となっているほか、沿岸部を中心に7000近くの建物が壊れるなど大きな被害が出ました。
23日、テレビで演説したコレア大統領は、5000人以上が死亡した1949年の地震について触れたうえで、「今回の地震は、およそ70年の間で最大の悲劇で、とても苦しい1週間だった。痛みは計り知れず、私は皆さんひとりひとりを抱きしめたい」と述べて、国民を励ましました。被災地では、がれきが散乱するなか、2万6000人余りが避難所などに身を寄せているということです。また、テントなどを張って屋外で過ごすことを余儀なくされている家族もおり、政府は、食料や飲料水などの支援物資を届ける作業に追われています。
救助活動も続けられていて、これまでに崩れた建物の下などから合わせて113人が救出されました。エクアドルでは22日深夜にも、マグニチュード4.8の地震が起きるなど余震が700回を超えており、市民は、不安を抱えたまま不自由な暮らしを送っています。