G7農相会合 「新潟宣言」採択し閉幕

G7農相会合 「新潟宣言」採択し閉幕
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新潟市で開かれたG7=主要7か国の農相会合は、24日最終日を迎え、先進国共通の課題となっている担い手不足への対応として女性や若者が参入しやすくなるよう、支援の強化を図ることなどを盛り込んだ「新潟宣言」を採択し閉幕しました。
「伊勢志摩サミット」を前に23日から新潟市で開かれていたG7農相会合は、24日は午前中、2回目の本会合が行われました。
この中では、戦前は低湿地帯でコメを育てにくい環境だった新潟平野が、かんがい工事などの土地改良を経て日本一の稲作地帯に成長したことが紹介され、食料需給を満たすために技術革新が大切だということが確認されたということです。
会合の成果は「新潟宣言」としてまとめられ、この中でG7として「新しい時代の課題に直面する生産者を支援し、農業のあらゆる可能性を広げる取り組みと、農村地域の活性化などを進めていく」としています。そのうえで、担い手不足への対応として女性や若者が農業に参入しやすくなるよう、農業経営や食品産業での活躍を後押しする取り組みを進めていくことや、先進事例などを紹介するフォーラムを開くことなどが「新潟宣言」に盛り込まれました。G7農相会合はこの「新潟宣言」を採択して閉幕しました。