車中泊の車にトラブル相次ぐ JAFが無料点検

車中泊の車にトラブル相次ぐ JAFが無料点検
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熊本地震で大勢の人が車での寝泊まりを余儀なくされるなか、バッテリーが上がるなど車のトラブルが相次いでいて、JAF=日本自動車連盟は熊本県益城町で緊急の無料点検を行っています。
緊急の無料点検は、多いときにはおよそ2000台の車が集まり、今も大勢の人が車で寝泊まりしている益城町の「グランメッセ熊本」の駐車場で、JAFの職員6人が行いました。
JAFによりますと、熊本県内では地震のあと、バッテリーが上がるなど車のトラブルが相次ぎ、緊急の出動件数はおよそ370件とふだんの5倍に増えたということです。具体的には、夜間、エンジンをかけずにスマートフォンを充電したり、テレビを見たりしてバッテリーが上がったとか、車の荷物の重みでタイヤの空気圧が低下したといったトラブルが多いということです。
24日の点検では、JAFの職員が車のライトの点灯状況や、バッテリー、それにタイヤの空気圧などを調べ、不備が見つかると作業を行っていました。点検を受けた男性は「車での避難生活が9日目となり、点検を行ってもらい助かりました」と話していました。JAF九州本部の前川憲司さんは「バッテリーを上げないためには定期的にエンジンをかけて走らせるなどの対応が重要で、不安な場合はすぐに相談してほしい」と話していました。