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【首都スポ】

関東大学サッカー 桐蔭横浜大が初の1部単独首位 開幕から4戦負けなし

2016年4月24日 紙面から

慶大−桐蔭横浜大 前半28分、桐蔭横浜大FW石川(中央)が頭で先制ゴールを決める=川口市青木町公園総合運動場で(北田美和子撮影)

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 桐蔭横浜大、初の単独首位!! 第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は23日、各地で第4節第1日の1部6試合、2部2試合を行い、1部では前節まで首位タイの桐蔭横浜大と早大がそれぞれ勝ち、総得点差で桐蔭横浜大が1部では初めて単独首位に立った。慶大と対戦した桐蔭横浜大はFW石川大地(3年・水戸啓明)が今季初得点&1アシストと活躍し、2−1で勝利。早大はDF熊本雄太(3年・東福岡)のリーグ戦初得点を守り切り、1−0で日体大を下した。2部残り4試合は24日に行われる。

◇桐蔭横浜大2−1慶大

 桐蔭横浜大の“顔”、FW石川がようやく輝きを放った。自身にとっての今季初ゴールに加えて今季初アシストもマークし、チームを勝利へと導いた。

 まずは前半28分、左からのクロスボールにヘッドで合わせ、0−0の均衡を破った。続いて同39分にはFW鈴木国友(3年・相洋)の得点をお膳立て。右寄りの位置から中央へと持ち込んだ後、シュートを打たずにより確実なパスを選択したことが功を奏した。

 後半は攻め込まれる時間帯が多かったが、何とか逃げ切ると、石川は安堵(あんど)の表情を浮かべた。「初ゴールを取ることができたので、すごくうれしいです。ただ、ほっとした気持ちの方が強いですね」と白い歯をのぞかせた。

 開幕から2戦はスタメン落ちが続いた。対戦相手の特徴を考慮したことなどによるものだが、攻撃の中心であるだけに、やや意外な感じで受け取られた。同時に絶対的な存在には至っていないこともうかがわせた。

 気持ちが折れそうになった石川は「チャンスはいつか必ず来るから」と自らに言い聞かせ、出番を待った。前節の一戦で今季初先発を果たすと、ゴールに絡むことはできなかったものの、手応えをつかんだ。迎えたこの日は真価をあらためて発揮する大活躍。「得点王はもちろん、アシスト王も狙っているので、そこに向けてスタートが切れたと思います」と充実感をみなぎらせた。

 これでチームは史上初となる1部リーグ単独トップの座についた。単なる攻撃の軸から不可欠のエースになるための第一歩を踏み出したナンバー10は「やっと1点取れたということで、ここから乗っていきたいところです。首位とはいってもまだ4節。とにかく、これからも勝ち点を積み重ねていくだけです」と“ターボ全開”を誓った。 (関孝伸)

◇早大1−0日体大

自らの決勝点で完封勝利を飾り、満面の笑みを浮かべる早大の熊本=東京・江東区夢の島競技場で(関陽一郎撮影)

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 絶叫しながら、ベンチへと駆け出した。今季開幕戦でデビューした早大の熊本だ。0−0の後半29分の左FKでジャンプ一番、ヘディングシュートでゴールネットを揺らし、「きのう、GKの後藤さんに『点を取って勝ちます』と話していたんです」と目を細めた。

 ここ2試合は、特別な思いでピッチに立っている。熊本・益城町に住む東福岡高時代の同期をはじめ、友人や知人が熊本地震の被害を受けた。「東福岡は熊本から来る人が多いんです。先週は結果を残せなかったので、絶対にやってやると思っていました」。この日の一撃は被災地へのエール弾にもなった。

 早大のセンターバックは3年生3人が2枠を争う。この日、熊本がコンビを組んだのは飯泉涼矢(三菱養和SCユース)で、今は全日本選抜の鈴木準弥(清水ユース)が控えだ。昨年、飯泉は早慶定期戦で決勝点を挙げ、鈴木もリーグ戦に初出場していた。「2人がうらやましかったですが、ふがいないとも思っていました。きょうは無失点でしたし、最近では一番いい試合でした」。背番号「3」は、うれしさいっぱいの笑顔を浮かべていた。 (関陽一郎)

◇法大2−0国士舘大

法大の2得点を挙げたディサロ(左)と川崎

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 法大は2−0で国士舘大を破り、開幕戦以来の2勝目。前半9分、FWディサロ燦シルバーノ(2年・三菱養和SCユース)が今季初得点、その1分後に今季初出場のMF川崎雅哉(3年・静岡学園)がリーグ戦初得点を挙げた。

 昨季全22試合に出場したディサロは「去年は2得点で、人生で初めてなほど点が取れない年でした。今季は2桁得点でチーム内得点王、リーグ優勝を狙います」。高校の同期が各校にいる川崎は「(高校の)同世代より得点したいですし、リーグ優勝と、小学生から一度もない日本一を取りたいです」と意気軒高だった。

◇明大2−2筑波大

明大−筑波大 試合終了間際に筑波大に追いつかれ引き分けに終わり、肩を落としながらあいさつへ向かう明大イレブン

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 明大は2度リードしたが、そのたびに追いつかれて勝利を逃した。1−1で折り返した後半3分、FW丹羽詩温(4年・大阪桐蔭)が右足で勝ち越しゴール。そのまま試合終了を迎えそうな雰囲気もあったが、土壇場で失点した。

 「勝てなかったので、(得点してうれしいというよりは)ほとんどが悔しさという心境です」と丹羽。肩を落としながらも、「次から連勝します」と気持ちを切り替えていた。

後半45分、同点ゴールを挙げDF加藤(左)に抱きつかれる筑波大DF高柳(北田美和子撮影)

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 筑波大を敗戦の危機から救ったのは後半40分から交代で入った主将DF高柳昂平(4年・名東)だった。同45分に2−2とする起死回生のヘッド弾。左足首痛で開幕から出遅れていただけに、ようやく存在を示した格好だ。

 ただ、引き分けに持ち込んだにすぎないため、「ここまで仕事ができていませんでした。ちょっとはできたかなと思います」と話す表情に笑顔はほとんどなかった。

     ◇

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