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シーチキンに「とろ」使用の高級版がある!40年以上のロングセラー商品

2016年4月24日 07時50分

ライター情報:古屋江美子

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ゴールドのパッケージが眩しい"限定品"


先日、静岡に行ったとき、箱詰めのツナ缶「シーチキン とろ」という商品を見つけた。なんでも、マグロ全体のわずか1%しかないとろ肉を使っているのだという。

「シーチキン とろ」(参考小売価格500円税抜)


販売しているのは、静岡市に本社をおく「はごろもフーズ」。ちなみに、"シーチキン"という言葉は同社が商標登録しており、一般的には"ツナ缶"などと呼ばれる。

いったい、ふつうのシーチキンよりどれくらいすごいのか? 商品を販売するはごろもフーズの広報担当である田中さんに話を聞いた。

40年以上のロングセラー商品


実は同商品は、かなり昔からあるのだという。
「リニューアルを何度かしていますので、現在とまったく同じものではありませんが、“シーチキン とろ”という商品自体は、1975(昭和50)年7月に発売されました」(田中さん)

なんというロングセラー商品! それにも関わらず、筆者は見たことがなかった。やはり、ふつうのシーチキンと違って、どこのスーパーにも置いてあるというわけでもないらしい。

「とろの部分は1匹のビンナガマグロから2缶くらいしかとれず、数量に限りがありますので」(田中さん)
パッケージに“限定品”とうたっているのもそのため。ちなみに全国のこだわり商品を扱う店や高級スーパー等でおもに販売しているそうだ。

高級感あふれるパッケージには"限定品"の文字が躍る。


商品誕生のきっかけについては、あまりに昔のことなので資料も残っておらず、正確なことはわからないそう。あくまで担当者の想像レベルだが、「一匹のマグロを無駄なく使おうと思ったとき、とろの部分の活用方法のひとつとして生まれた商品ではないか」とのこと。

ライター情報: 古屋江美子

フリーライター。旅とグルメを中心にウェブや雑誌で執筆中。地元山梨びいき。
好物=昼寝、ビール、読書(どれもビーチかプールサイドなら尚良し)

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