朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)は2011年12月17日に金正日(キムジョンイル)が死去したことにより金正恩(キムジョンウン)その後を継いだ。
これは、金日成(キムイルソン)が金正日に世襲をしたのにつぐ、三代世襲(さんだいせしゅう)であった。ではなぜ北朝鮮は三代世襲したのか?その疑問をブログ主は追った
*世襲:地位や財産などを子孫が継承すること
(今回紹介する話は一つの仮説であり、完全な事実とは異なる事もありえますが、ご了承ください)
結論から話すと、金正日はもともと金正恩に自らの権力を継がせるつもりはなかったものの、金日成の命によって仕方なく世襲をした、または部下に迫られて仕方なく行ったのである。
金日成は1994年7月8日午前2時に死去したと言われている。金正日はその後を継いで二代目の北朝鮮のトップになったのである。
金日成は94年の死ぬ前にこのような遺言を残した と言われている
「もし仮に金正日が死ぬときに私の命に従わず世襲をしなかったら、正日を殺せ」
また、金正日の長男で金正恩の異母兄である金正男(キムジョンナム)は以下のように話している
「私の父(金正日)は、もともと父は後継など全く考えないタイプの人でした。さらには三代世襲はさせないと自分でも言っていた。三代世襲なら、父(金日成)の業績を潰すと言っていた。」
また、
「自分の生き残りのために精一杯のお世辞で生きていく佞臣(ねいしん)ら、自分らの安楽だけを追求して、国事について嘘をつく者らが多い。北朝鮮の幹部の中に北朝鮮住民たちの民生に心より心配する者が、どれくらいいるのだろうか?」
これらが、事実ならば金正日の周辺の幹部たちのせいや、北朝鮮の安定の為、又は金日成の遺言によってしぶしぶ三代世襲をやらざるをえなかったということではないだろうか?
また金正男は「北朝鮮が一刻も早く解放される事を願っている」
北朝鮮では今日でも恐怖による政治が続いている
はたして彼の願う解放は来るのだろうか?
参考:
父・金正日と私 金正男独占告白 五味洋治著 他