このブログでも何度かジェルネイルについて記事を書いていますが、最近お仕事の関係で実際にジェルをチップに塗ったり自爪に塗られたりしているナカムラ (@sys_nakamura)です。どちらかと言えば女性だらけのバーとかで飲むのを好むれっきとした男性です!
今月はいい感じで毎日記事更新をすることができていたのですが、ここ 2 日くらい一切記事を書くことができませんでした(汗) ちゃんと更新しなきゃということで金曜日に普段ではなかなか参加することはないだろうイベントに参加してきたのでその件についてあせりながら記事をしたためています!
2016 年 4 月 22 日にカルジェルを日本で製造販売しているソフトジェルの老舗モガブルック本社でネイル技術者向けのものではなく、非技術者、しかも IT 関係のお仕事に従事している方を対象に男女は問わずカルジェルの体験ができるイベントが催されたので参加してきました! (純粋に参加というよりも企画から運営までお手伝いさせていただきました)
男性もいて面白かった
今回の参加者は合計で 12 名でした。女性 7 人で男性は 5 人。そして以前にマイクロソフトのオフィス見学を手配してくれた日本マイクロソフトでソーシャルメディアリードをされている @katsutomoM さんも積極的に参加者を募ってくれたことで、代表的なところでマイクロソフトさんやグーグルさんやリクルートさんの方など、なかなか参加者のラインナップも豪華でした。
ネイルアートというと私から見ても「女性だけの世界」という感覚がものすごく強いのですが、今回のように男性も加わると場の雰囲気にもワイガヤ感が生まれますしそれぞれの認知の仕方にも変化が生じるので参加人数の性別対比もすごくバランスよかったのではないかと思います。
カルジェルエデュケーターさんの話が上手い
イベントの内容はザックリと「カルジェルについての概要説明」→「ワークショップ」という流れでしたが、モガブルックのカルジェルエデュケーターさんってネイルアートの技術だけでなく説明や進行もめちゃめちゃ上手でビックリしました!
ジェルの成分に関する話や特徴など、決して専門用語だけではなく、言い換えて技術者でなくてもわかるように説明してくれました。 そしてエデュケーターさん 2 名体制でのイベントでしたが、よりプロフェッショナルなベテランのミツイさんと素人でも親近感がわく感じのナガハシさんとのバランスもとてもよかったと思います。絶妙な緩急でした。
ワークショップの題材がよかった
今回のイベントに協力するにあたって、私は事前にエデュケーターのナガハシさんから何度かプライベートレッスンを受けました。
今回のワークショップ、とても題材がよかったと思ったと思います。何が良かったかといえば、事前にジェルを塗った経験が全くなくても本当に誰でも簡単に作れる「デニム」「宇宙」「ピーコック」といった見栄えほど技法は難しくないデザインのおかけで、本当に誰でも一定のものが作れたし実際に作れるとなかなか感動するものです。
ワークショップの題材となったレシピは以下のブログにも公開されています
それと、皆がそれなりの作品を描くことができたのはワークショップを主に担当したナガハシさんの手順解説、そしてそれをバックでフォローするミツイさんという二人のエデュケーターさん体制でわかりやすく道筋を示してくれたことが大きかったのかなと思います。プロのレクチャーって改めてすごいですよね。
そして、そんなプロのレクチャーの賜物もあって、自力でいきなりじゃ本来描けないような自分が作ったネイルチップを持って帰れるというのもとてもよかったと思います。これが実際に作ったチップです!
なんか陶芸教室で悪戦苦闘しながらも作品ができた時の感動と似ています。そして記念に全員の作品を並べての写真もとりました。
こういうイベントはぜひまたやってほしい
カルジェルって基本的にはプロが使う道具です。特に昨年の 10 月までは訓練を積んで資格を取得した技術者しか買えなかったので、なかなか一般ユーザー、特にネイル経験がない人はそもそもジェルにさわってみる機会すらなかったと思います。
そして、カルジェルというひとつの製品を切り取って見るのではなく、「ネイルアート」というカテゴリーで見てみると私もこれまではそう思っていましたが基本的に女性のネイルは男性が嫌がるという統計もあったりします。
参考記事
男子のホンネ! ぶっちゃけ、ネイルをしている女性としていない女性、どっちが好き?
私もお仕事で美容に関わるまでは参考記事に書いてあるような統計結果と同じ認識を持っていました。なんか無駄に派手で機能性が悪くなるというイメージ。なんだかタバコのようなイメージです。吸う必要はないのに吸ってるあくまでも嗜好品。
でも、実際にプロの技術や製品コンセプトというものを仕事のお付き合いで知っていくにつれ、ネイルアートというものへの認識は変わってきました。やたらと華美なデザインのものだけがネイルアートではないし、むしろ爪を強化する・健康を保つために塗るという観点もカルジェルのような品質にこだわる製品は追求しています。そして技術者の技術はまさに職人芸というか、「道とか術」と呼ぶにふさわしいというか、やっぱり相当な鍛錬をつまないことには小さな対象物である自爪やチップには、あそこまで自由自在に作品を描くことはできないのです。
かなり深みや面白みのある業界なんですが、まだまだ現時点でそれを必要としていない一般層から見れば表面的なオシャレの世界でしかないという認識も浸透していると思うので、ぜひ今回のようなイベントを老舗が積極的に打ち出していくことで、もっと世間一般に浸透するような認知を広げていってほしいなと思っています。結果として、それが業界全体のパイを広げることに繋がると思いますし。そういう部分をみても今後のポテンシャルを感じられるイベントだったのではないかと思います。
男性参加者も一式買っていった
今回のイベントではワークショップで使った筆やジェルといった道具一式も現場で直接購入できるようになっていました。そんな中で面白かったのは男性の参加者が一式揃っているキットを買っていったことです。気持ちはわかります!実際に塗ってみるとプラモデルに色付けする時の感覚みたいなのがあって、けっこう楽しいというか心が洗われるような気分になるんです。私も自爪に塗るというよりかはネイルチップアートを創るという観点から趣味として続けていきたいと思っています。せっかく今回のようなイベントで多少なりとも簡単な技法は習得させていただきましたし。
右にあるバッグの中身がキットです。塗るために必要な動画一式が揃っていました。
まとめ
イベントのサポートをさせて頂いたことで、私自身もこれまでは全く興味がなかった知識や技術を知ることができて本当によかったです。少なくとも自分が生きている間に視野は狭めずに幅広くいろんなことを知りたいと思っているので、ネイルアートのこと少しでも知ることができてよかった。私以外の参加者も性別は関係なくきっと同じように思っているのではないでしょうか。
上でも書きましたが、老舗が積極的にこういうことをすれば絶対に影響力はあるはずなので、いろんな層に本来持たれるべき深みのある認知を訴求していけるはずだと思っています。なので、これが単発のイベントになってしまうのではなく、四季をテーマにイベントしたり職種ごとにイベントをしたり、シリーズイベントになるといいですね。
それでは!
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