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【慰安婦をめぐる損賠訴訟】櫻井よしこ氏会見詳報(3)「産経は訂正していますよね。最後までしなかったのは朝日と植村さん」

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【慰安婦をめぐる損賠訴訟】
櫻井よしこ氏会見詳報(3)「産経は訂正していますよね。最後までしなかったのは朝日と植村さん」

植村隆氏との第1回口頭弁論の後、記者会見する櫻井よしこ氏(中央)=22日、札幌市中央区の司法記者クラブ 植村隆氏との第1回口頭弁論の後、記者会見する櫻井よしこ氏(中央)=22日、札幌市中央区の司法記者クラブ

 --挺身隊の名で連行されたといかたまりを言ったかどうかが問題なんですね

 代表弁護人「言ったことを書かず、言わないことを書いたのが問題だと」

 --なんでこんなことを聞くかというと、挺身隊という言葉は金学順さんも言っているんじゃないかと思うんですよね。で、いまの話を聞くと挺身隊という一言を言っているというわけではなくて、挺身隊の名で連行されたというひとかたまりを言っていないじゃないかというところを問題にされているという理解でよろしいですね

 代表弁護人「そうです」

 --ハンギョレ以外の新聞にもその記者会見の記事が出てまして、そこには挺身隊という言葉が出てきたかもしれないんですよ

 櫻井氏代理人「え? 出てる?」

 --それは確認しますが、ハンギョレ新聞以外でも出ているわけですから

 櫻井氏「朝日新聞社の第三者委員会の報告書がありましたよね。報告書の中で植村さんの記事に対して『植村は記事で取り上げる女性はだまされた事例であることをテープ、調書により明確に理解していたにもかかわらず、同記事の前文に女子挺身隊の名で戦場に連行され、日本軍相手に売春行為を強いられた朝鮮人従軍慰安婦のうち一人がソウル市内に生存していることがわかり、と記載したことは、事実は本人が女子挺身隊の名で連行されたのではないのに、女子挺身隊と連行という言葉の持つ一般的なイメージから強制的に連行されたとの印象を与えたもので、安易かつ不用意な記載であり読者の誤解を招く者と言わざるをえない』。これは報告書の17ページに載っています」

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