三菱自、走行試験せず机上で計算
不正露見恐れ、燃費不正の軽
2016/4/23 22:46
三菱自動車が燃費データを不正に改ざんした軽自動車に関し、内装やデザインの一部を変更する際、法令上必要な車両の走行試験をせずに、机上の計算だけで走行時のデータをまとめ、国側に提出するケースがあったことが23日、関係者への取材で分かった。最初に改ざんしたデータとの矛盾で、不正が露見することを恐れたとみられる。
国土交通省もこうした不正を把握しているとみられ、27日までに詳細を報告するよう同社に求めている。
三菱自動車は少なくとも2002年以降、法令と異なる試験方法で燃費データを取得していたことも判明しており、多くの不正を重ねていたことが浮き彫りになった。