外国映画の上映本数が制限されている中国で２２日、日本でも人気を博した韓国のラブコメディ映画「猟奇的な彼女」（２００１年）の続編「猟奇的な２番目の彼女」が、韓国に先駆けて公開された。今回、韓国と中国の合作として制作された恋物語に、新婚の主人公に想いを寄せる上司という重要な役どころで出演している日本人女優がいる。（北京　川越一、写真も）

　藤井美菜さん、２７歳。米カリフォルニア州サンディエゴで生まれ、生後１０カ月で日本に帰国。９歳のときに市民ミュージカルに参加したことがきっかけで芝居の道を志し、１７歳でデビューを果たした。

　韓国ドラマ「冬のソナタ」を字幕なしで理解したいという思いから韓国語に興味を持ち、慶応大在学中に第２外国語として学んだ。その武器を生かし、２０１２年から韓国で本格的に活動を始めた。今では韓国で最も知名度が高い日本人女優と言われている。