と言う恐怖から全然眠気がやってこないのである。
ところで、北条かやに関してデリートオールが炎上していた。
しっきーって人に怒られていた。
しかし私はデリートオールの意見側の人間である。なぜか。
たぶんデリートオールは、
「北条かやよ、メンヘラ芸やるならちゃんとやれよ、ガチでやれよor die」
って書きたかったのではないか。違ったらごめん。
で、この、or dieの部分がさすがにまずかったんじゃない?道徳的に考えて。
で、メンヘラ芸ちゃんとやれって言うのは、
私がオールドスタイルのメンヘラ芸達者たちを見過ぎてきたからだと思う。
当時意味わからないよ!ってなったよね。
そのリスカ防止術独特すぎるだろ、みたいな。
彼女は私より一つ年下なんですけど、文章が異常に面白かったです。
昔の宝島的な…うまく説明できないけど。
ノリツッコミが上手いっていうか。
まあライターさんぽかったですよね。
私は結構南条あやに嫉妬してましたけど。
まあでも、私もそうだけど、南条あやが文章をインターネットにアップし始めた頃って
もはや紙媒体で投書する文化とかなかったですよ。
ダヴィンチとかにあったのかなあ?まあ未来はなさそう。
幸せに暮らしてたかもしんない?うーむでもいじめの犠牲者だしわかんないな。
まとめると、なにがガチかって言うと、
そういう意味でガチのメンヘラ芸達者。
次は二階堂奥歯。
この人はなにがガチって普通に全てがガチじゃないですか?
聡明、仕事できそう、文芸としてすごい。
だがしかしメンヘラ。みたいな。
まあ私が多くを語らないのは、私、二階堂奥歯への嫉妬でどうにかなりそうな時期があって。
当時私は文学青年と付き合ってて、彼氏が二階堂奥歯に気づいたら絶対夢中になる…って思い込んで発熱するほど
二階堂奥歯に嫉妬してましたね。
というのも私って異常に頭が悪いんです。
どう悪いかというと、ある種の書物が全く読めないんです。日本語で書いてあるのに…
具体例を挙げると、ヴォネガットは読めるけどディックの高い塔の男はさっぱり分からなかったとか、
小林秀雄に挑戦したけど挫折した、しかも高校に入学したら同級生は中学一年で秀雄の本を読破していた、とか。
あとセンスを問う系もダメですね。青山二郎系。全然わかんないね。
まあそういうわけで、二階堂奥歯はそういう低レベルの悩みってないだろうし、
たぶん彼女は亡くなるまでに、そういう基礎教養から学問的なことをしっかりやってきたのだろうし、
しかも編集としても優秀かつ文学者としてもすごいなんて
私は絶対二階堂奥歯には勝てない…と思ってました。
ていうかケイトブッシュがありならカイリーミノーグと言うべきだよね、僕みたいなオタクはさ、ふふ
(カイリーミノーグがプライマルスクリームのボビーギレスピーに崇め奉られていたという故事に則るべきという意味)
と言われ無事私は二階堂奥歯の呪縛から解放されましたまあその後色々あって文学青年とは別れました。
で、北条かやはどうかというと、ガチなとこがなにもないんですよね。
でも、この不安定な時代、むしろそこが良いんじゃないですかね?
逆に、ガチだとやっぱり皆引きますよね、今は。
リスカも薄皮一枚めくれるぐらいでむしろ正解。それ以上は怖いじゃん。跡残るし。
私たちはもうメンヘラ神みたいな人をリアルタイムで観測したくない。
文章も、濃いのはいらない。
そういうのは、他の人が書けば良い。できる人がやる。
むしろ、薄い文章を書くって、濃い文章書く人にはできないことなのでは?
そう思うと、北条かやは、むしろ今、全く努力しない方向で頑張るほうが成功の鍵かもしんない。かもね…?