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フォントを見直してコーディングスピードをアッププログラミングのストレス軽減!日本語が使えるコーディングに最適なフォント7選

文字が判別しにくいフォントだと、コーディングするときにイライラしますし、ミスタイプの原因にもなります。
コーディングのスピードや正確性を高めるために、フォント選びはとても重要です。
エンジニアやコーダーに使ってもらいたい、コーディングに適した無料フォントを7つ厳選してご紹介いたします。
いずれも日本語対応フォントですので、コーディングだけでなく文書作成などにも使っていただけます。

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プログラミングに向いているフォントの選び方

プログラミング用のフォントは可読性が高いかどうかが重要となります。
見分けにくい文字があると可読性が下がり、記述ミスを見つけにくくなります。

たとえば、アルファベットの大文字の「I(アイ)」と小文字の「l(エル)」と数字の「1(いち)」や、大文字の「O(オー)」と数字の「0(ぜろ)」などが見分けにくいフォントはプログラミングに向いているとはいえません。
「0(ぜろ)」には斜線を引くなど、似た文字が容易に判別できるフォントがプログラミングに向いています。

文章なら仮に誤字があったとしても致命的な問題はそうそう引き起こしませんが、プログラミングでは1文字違うだけでバグを招いてしまいます。
「文字が見分けやすいこと」、これはプログラミング用のフォントを選ぶ上で外せない条件です。

フォントの書体

フォントの書体は、日本語フォントは「明朝体」と「ゴシック体」、欧文フォントは「セリフ体」と「サンセリフ体」に分けられます。
「明朝体」は「ウロコ」と呼ばれる三角形の飾りがついているフォントで、「ゴシック体」は「ウロコ」が(ほとんど)ついていないフォントです。

「Serif(セリフ)」は文字の端にある「小さな飾り」のことで、「セリフ体」は「明朝体」でいう「ウロコ」がついているフォントを指します。
「Sans(サン)」はフランス語で「〜のない」という意味で、「サンセリフ体」は「ウロコ」がついていないフォントです。

「ゴシック体」や「セリフ体」は「ウロコ」がついていないため、プログラミング用のフォントとして選ぶ際は、見分けにくい文字がないかチェックしておく必要があります。

プログラミング/コーディングに最適なフォント

ここからはプログラミングに適しているフォントを紹介していきます。
全部で7つあり、いずれも日本語対応です。
無料でダウンロードできるので、プログラミング用のフォントの見直しを考えている方はぜひ試してみてください。

Ricty

https://github.com/yascentur/Ricty

「Ricty(リクティ)」は定番のプログラミング用フォントで、ラテン文字はプログラミングに適したフォント「Inconsolata」が適用されます。
和文フォントの「Migu 1M」と「IPAゴシック」を合成して作られているので、日本語にも対応しています。

「GitHub」から無料でダウンロード可能で、ライセンスは「Ricty生成スクリプト」に関しては「二条項BSDライセンス」を、「Ricty 生成スクリプト」により生成されたスクリプトは「 SIL Open Font License (OFL) Version 1.1」および「 IPA Font License Agreement v1.0」に準じています。
ライセンスの問題で「Ricty 生成スクリプト」を実行して自分でフォントを生成する必要があります。

Ricty Diminished

https://github.com/yascentur/RictyDiminished

「Ricty Diminished (リクティ・ディミニッシュト)」は「Ricty」と同じ開発者が手がけたフォントで、「Ricty」の姉妹フォントにあたります。
「Ricty」はライセンスの問題により自分でフォントを生成する必要がありますが、「Ricty Diminished」は「Inconsolata」と「Circle M+ 1m」の合成フォントで生成済みのものが配布されています。
「GitHub」から無料でダウンロード可能で、オープンソースライセンスの「SIL Open Font License (OFL) Version 1.1」に準じています。

Migu 1M

http://mix-mplus-ipa.osdn.jp/migu/

「Ricty」で使われているフォントです。
ダウンロードは無料で、ライセンスは「IPAフォント」に準じています。
OS X(Mac)用の人気のHTMLエディタ「Coda2」に採用されている「Migu 2M」も配布しています。

Source Han Code JP

https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp/releases

Adobeの日本語フォント開発チーム所属の服部 正貴氏が開発したフォントで、欧文フォント「Source Code Pro」と和文フォント「源ノ角ゴシック」を組み合わせて作られており、オープンソースで配布されています。
「Source Code Pro」はプログラミング用に開発されたフォントですし、加えて和文フォントを採用して日本語の表示にも対応しているので、日本のエンジニアやコーダーには嬉しいフォントです。
ライセンスは「SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1」に準じています。

Myrica

http://myrica.estable.jp/

「Myrica(ミリカ)」はプログラミング用のフォントで、「Ricty」から多くの特徴を継承しています。
和文フォントは「源真ゴシック」と「Mgen+」を採用しており、可読性が高くなるように複数のフォントファイルを合成して作られています。
無料でダウンロード可能で、ライセンスは「SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1」に準じています。

Rounded M+

http://jikasei.me/font/rounded-mplus/about.html

「M+ OUTLINE FONTS」をベースに、丸ゴシック化したフォントです。
丸みを帯びているのが特徴で、「1mn-regular」はコーディングを意識してデザインされています。
配布サイトから無料でダウンロード可能で、ライセンスは「M+ FONTS LICENSE」に基づいて改変したものを採用しています。

VLゴシック

http://vlgothic.dicey.org/

「 M+ OUTLINE FONTS(M+1C、M+1M)」をベースに、「さざなみゴシック」で補填して合成したフォントです。
プログラミング用に開発されたフォントではありませんが、等幅で見やすく、コーディングに適していることからプログラミングでも使われています。
配布サイトから無料でダウンロード可能で、ライセンスは「M+ FONTS」については「M+ FONTS PROJECT」、「さざなみゴシック」については「修正BSDライセンス」に準じています。

※ダウンロード、および使用する際は、配布サイトの利用規約・ライセンスをご確認いただいた上で利用してください。

最後に

プログラミング/コーディングに適しているフォントに変えることでコーディングの効率がぐっと改善されることもあります。
「今使っているフォントはどうもコーディングしにくい」と感じている方は、一度フォントを見直してみてはいかがでしょう。
今回紹介したフォントはいずれも無料ですので、試してみて損はないでしょう。

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