施工会社、97年にも同種事故
横河ブリッジの親会社「横河ブリッジホールディングス」(東京都港区)の高木清次総務部長は「なぜ、このようなことが起きたのか、正確なことは分からない。大変な事故を起こし、誠に申し訳ありません」と報道陣に話し、頭を下げた。担当役員が現地に向かうなど情報収集を進めており、「明日(23日)、会社として分かっている情報を公表する」と述べるにとどめた。
横河ブリッジは1997年9月、今回と同じ送り出し架設工法を用いた北海道横断自動車道千歳ジャンクション(千歳市)でも、橋桁を落下させる事故を起こしたことがある。注意義務を怠って作業員5人を死傷させたとして、総括責任者らが業務上過失致死傷容疑で書類送検された。【山田奈緒、平川哲也】