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【大リーグ】

青木が決勝三塁打 マリナーズの連敗2で止まる

2016年4月22日 紙面から

インディアンス戦の2回、右翼線に決勝の2点三塁打を放ち、二塁を回るマリナーズ・青木=クリーブランドで(ゲッティ・共同)

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◇マリナーズ2−1インディアンス

 【クリーブランド穐村賢】大リーグは20日、各地で行われ、マリナーズの青木宣親外野手(34)は当地でのインディアンス戦に「1番・左翼」で出場し、2回に決勝打となる2点三塁打を放った。4打数1安打2打点で、打点は12試合ぶり。チームは2−1で競り勝った。マーリンズのイチロー外野手(42)はナショナルズ戦で「2番・中堅」として6試合ぶり今季2度目の先発出場を果たし、1回に併殺打に倒れるなど4打数無安打だった。チームは1−3で敗れた。

 青木が前夜の汚名を返上する一打で、チームを勝利に導いた。0−0の2回2死一、二塁で迎えた第2打席。2ボール1ストライクと打者有利のカウントとした4球目、相手先発サラザールが投じた内角の厳しいコースの95マイル(約153キロ)の直球を振り抜いた。

 「とにかくいけると思ったら思い切っていこうと思った。しっかり打てばああいう打球になる。球筋もある程度わかっていたんで、手は出しやすかった」

 一昨年まではイ軍と同じア中地区ロイヤルズに在籍。過去13度対戦した相手先発右腕の投球を読み切って一塁線へとはじき返すと、打球は飛び付いた一塁手の脇を鋭く抜ける右翼線への2点三塁打となった。

 1点差で敗れた前日の試合では、2死三塁という好機で空振り三振。地面にバットをたたきつけて悔しさを爆発させたが、この日は三塁に滑り込むと力強く右手でガッツポーズ。「昨日いいところで三振に終わってしまったが、いいところで(ヒットが)出てくれた」と納得の表情だ。

 昨年6月6日以来、10カ月ぶりとなる複数打点を記録したベテランの一打に、サービス監督も「チームが必要としていた1本を打ってくれた。とても大きかった」と手放しで称賛した。守備でも5回に左翼後方の打球を好捕し、文字通り攻守で3連敗阻止に貢献した青木は「序盤でしたけど、あれが決勝点になってくれた。ほんとに最高の場面での長打だった。ピッチャーの粘り勝ち。チームとして自信になると思う」と充実感を漂わせた。

 

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