蹴球探訪
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(3月16日)
【プロ野球】モレル、幻の2発 29歳誕生日ツイてね〜2016年4月22日 紙面から
◇楽天5−4オリックス(3回途中で降雨ノーゲーム)降雨ノーゲームにより、両チーム合わせて4本もの本塁打が幻になった。中でもツイてないのがオリックスの新外国人、モレルだ。この日が29歳の誕生日。ようやく出た来日1号に続いて2号も放ったが、2発のバースデーアーチはなかったことに…。 「残念だけど何とも言えない。ホームランが消えた経験はない。起こったことは自分ではどうしようもない」 待ちに待った一発は試合開始早々に出た。初回2死二塁でレイの138キロを豪快にバックスクリーン左へ。メジャー通算13発男は、ナインのお出迎えにニッコリ。白い歯を見せた。 モレルは穏やかな性格。自身も「おとなしい性格」と認め、何かに腹を立てるところも、はしゃぐところも見たことがない。だが初アーチが飛び出すと、感情が表に。鉄仮面のような顔は自然に緩んだ。 3点を追う3回、糸井の一発に続いて今度は左中間スタンドへ2打席連発の2号。ところが、その裏1死となったところで雨が激しくなり中断。そのままノーゲームが宣告されると、モレルはいつものように静かに道具を片付け始めた。 チームは今季、開幕から13試合本塁打が出なかった。2リーグ分立以降最長の不名誉な記録。ノーアーチの象徴的存在が、開幕から4番に座り続けるモレルだった。なかなか調子が上がらず、打点も8にとどまっている。 福良監督は「きょうみたいなスイングをしてくれたらいい。本来の持ち味が出ていた」と、幻の2発が復調の足掛かりになることを期待した。 (達野淳司) PR情報
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