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 北朝鮮の李洙墉(リスヨン)外相は21日、ニューヨークの国連本部の会合で演説し、核戦力を持つ米国が朝鮮半島で軍事演習をする状況下では、核に頼らざるを得ないと述べ、自国の核兵器保持を正当化した。日米韓は、通算5回目の核実験の実施を警戒している。

 李氏は米国の朝鮮半島での軍事演習を批判した上で「北朝鮮は対話と国際法に基づいて米国からの核の脅威を除去しようと努めてきたが、無駄に終わった」と主張。各国代表団の前で「私たちに残された最後の選択肢は(核兵器という)同様の対応だった」と訴えた。李氏は演説後、記者団からの「(5回目の)核実験を実施するのか」との質問に答えず、国連本部を立ち去った。(ニューヨーク=金成隆一

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