高市早苗総務相は22日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。23日までの春季例大祭にあわせたもので玉串料を私費で納め、「総務大臣 高市早苗」と記帳した。今年の春季例大祭での閣僚参拝は高市氏が1人目。参拝後、記者団に「国策に殉じた方のみ霊の安寧とご遺族の健康をお祈りした」と述べた。安倍晋三首相は真榊(まさかき)とよばれる供物を奉納し、参拝は見送った。
22日午前には、超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)の約90人も参拝した。議連の発表では自民、民進、おおさか維新の会などの国会議員が参加。人数は昨年の106人から減った。
東京裁判のA級戦犯を合祀(ごうし)する靖国神社への参拝では、中韓が歴史問題ととらえ、けん制している。