大型連休の宿泊キャンセル3万人超 熊本

大型連休の宿泊キャンセル3万人超 熊本
一連の地震の影響で、熊本県内の宿泊施設では、大型連休中の予約のうち少なくともおよそ3万7000人がキャンセルしたことが県の調査で分かりました。主要な観光地の阿蘇市と南阿蘇村にある施設への調査は被災後の混乱のため行えておらず、影響の拡大が懸念されています。
熊本県は21日までの3日間、県旅館ホテル生活衛生同業組合に加盟する400余りの宿泊施設に電話で緊急の聞き取り調査を行い、およそ70%にあたる279の施設から回答を得ました。
大型連休の期間中の予約をキャンセルした人はこれまでに少なくともおよそ3万7000人に上っているということです。また、28%にあたる78の宿泊施設が、断水やガスの停止などの影響で休業を余儀なくされているということです。
一方、主要な観光地の阿蘇市と南阿蘇村にある宿泊施設への調査は、被災後の混乱のためまだ行われておらず、さらに影響が拡大することが懸念されています。熊本県は、実態の把握を急ぐとともに対策を検討していくことにしています。