文章の反応率は書く前から90%決まっている
文章の反応率は書く前から決まっています。
「え、どういうこと?どういうふうに書くかが重要なのでは?」とあなたは思うかもしれませんね。
たしかに「書き方」の部分も大切なのですが、それよりも大事になってくるのが書く前のリサーチです。
このリサーチをどれだけやったかで、文章の反応率は劇的に違ってきます。
そもそも文章においてのリサーチとは?
文章においてリサーチする目的は以下の2つです。
- 書くための材料を集める
- 読み手を理解するため
第一の目的「書くための材料を集める」ですが、まず文章を書くには大前提としてテーマの資料が必要です。
たとえば、マイナス金利について書きたいと思ったら、マイナス金利に関しての知識が必要になりますよね。
もし、資料となる知識がない状態で書こうと思っても、まず筆がすすまないでしょう。これは料理をしようと思っているのに材料がない状態とおなじです。
よく、「文章を書くことができない」という人が多くいますが、単純に資料となる知識が不足しているからなんですね。
そのため、まずはリサーチをして、書くための材料集めをしなくてはいけません。
これが第一の目的「書くための材料を集める」ことになります。
第二の目的「読み手を理解するため」これがリサーチのメインになります。
なぜ読み手を理解する必要があるのでしょうか?
反応率がとれる文章を書くには、読み手の気持ちをどれだけ理解しているかにかかっているからです。
画家のレドナルド・ダビィンチは解剖学にも精通していました。
日々、遺体を解剖し、人体の構造を知りつくしていたんですね。
「モナリザの微笑み」をはじめ、リアルな人物画を描くことができたのは、人体構造への深い理解のおかげだとも言われています。
文章においてもこれはおなじなんですね。
読み手の心理を深く理解しておけば、ハートを鷲づかみにして、グラグラと揺さぶるよな文章を書くことが可能です。
リサーチをせず書く=準備不足状態
文章を書くことにかぎらず、下準備は非常に重要ですよね。
たとえば、プレゼンをやるにしても資料をまとめて作成したり、どんな内容にするのか事前に決めておかなければいけません。
なんの準備もせずにぶつけ本番で挑んでしまったら・・・・・・、きっと結果は散々なものになってしまうでしょう。
プロ野球選手のイチロー選手は、試合前に入念な準備をすることで知られています。
ウォームアップはもちろんですが、就寝前に毎晩2時間のマッサージ をしたり、用具の手入れまでも自分でおこなうという徹底ぶりなんですね。
そこまでして、準備万全の状態で本番である試合に望むのです。
天才であるイチロー選手がこれだけ準備に時間をかけるのだから、そうでない私たちはもっと入念にしなければいけないのではないでしょうか?
「でも野球と文章を書くことは違うのでは?」とあなたは思うかもしれません。
もちろんその通りなのですが、よい結果を残すには下準備が重要になるという点では共通しています。
では、どのようにリサーチをすべきか?
「なるほどリサーチの重要性はよくわかりました!でもどのようにリサーチするばいいのやら・・・・・・・」
このような方もいるかもしれませんね。
リサーチというと難しくとらえがちですが、そんなことはありません。
まず資料集めのリサーチは書籍や雑誌、ネット等でかんたんにできます。
読み手のリサーチに関しても、以下のようなにそれほど難しくありません。
- 読み手へのインダビュー
- Yahoo知恵袋などのQ&Aサイト
- 読み手が読んでそうな雑誌
- 読み手がみてそうなホームページ
- テーマに関しての書籍のレビュー
こうした方法でリサーチすることが可能です。
このときになにに注目すべきかというと、以下の3点です。
- どんな悩みや不安があるのか?
- どんなことに反応するのか?
- 普段どんな言葉をつかっている?
この3点を徹底的に調べていくことで、あなたが読ませたい人たちが、どのような人なのか肌感覚でわかってきます。
まとめ
文章の反応率は書く前から決まっています。
書くという作業の8割をリサーチについやすべきと言っても過言ではなく、事前にどれだけリサーチをやったかが全てになってきます。
リサーチの目的は「資料集め」と「読み手の理解」の2つ。
とくに 読み手を理解することが最重要になります。
読み手の気持ちを深く理解しておくことで、心にグサリと突き刺さるような文章を書くことができるんですね。
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運営者情報
荒木 厚/アラキアツシ
デザイン会社、WEB運営会社を経て、「スイッチ」を設立。 市場調査からマーケティング戦略の立案、インターネット広告を活用したWEBプロモーションなど、商品サービスがブランド化されるまでのトータルプロデュースを行う。 スイッチ 代表@熊本
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