グーグルの持ち株会社 広告事業好調で大幅な増益

アメリカのIT企業グーグルを傘下に持つ持ち株会社の「アルファベット」は、ことし1月から3月までの決算を発表し、主力の広告事業が好調だったことから大幅な増益となりました。
グーグルを傘下に持つ持ち株会社「アルファベット」は、21日、ことし1月から3月までの四半期決算を発表しました。
それによりますと、売上高は202億5700万ドル(日本円で2兆2000億円余り)で、前の年の同じ時期より17%増加しました。また、最終利益は42億700万ドル(日本円でおよそ4600億円)で、前の年より20%増加しました。これは、スマートフォン向けや傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」などに表示する主力の広告事業が好調だったことによるものです。一方、自動運転の車をはじめとするその他の事業の売上高はおよそ180億円で、前の年の2倍に増えましたが、赤字額はおよそ870億円に拡大しました。
アルファベットのルース・ポラットCFO=最高財務責任者は「われわれは長期的な成長を目指して新しい技術の開発を追求していく」と述べ、次世代の技術への投資を積極的に続ける考えを示しました。