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2016熊本地震

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九州新幹線100ヵ所被害 停電3万、ガス停止10万戸超 

2016年04月18日 03時00分 更新

 電気やガスなどのライフラインや九州各地を結ぶ交通網は、17日も地震の影響が続き、各社は対応に追われた。18日からは九州新幹線で脱線した車両の撤去が始まる予定だが、運行再開時期のめどは立っていない。

 九州電力によると、17日午後11時現在、熊本県で地震の揺れが大きかった阿蘇市や南阿蘇村、益城町などを中心に約3万5400戸が停電中。九電からの要請を受け、大手電力8社は復旧作業員の派遣を決めた。

 西部ガス(福岡市)は、熊本市など2市5町の約10万5千戸への供給停止を継続している。熊本県LPガス協会(熊本市)によると、17日午前までに同県内のプロパンガス世帯の約7割で復旧作業を終えたという。

 国土交通省によると、九州新幹線は高架橋の亀裂など約100カ所に被害が見つかっており、18日以降も全線で運休。JR九州の在来線は鹿児島線の一部などで運転を見合わせる。

 高速道路は、土砂が流入するなどした熊本県や大分県の一部区間で17日も通行止めが続いた。高速バスは福岡と九州各地を結ぶ路線などで終日運休。西日本鉄道(福岡市)は18日の高速バスの運行について、同日早朝に判断するという。

 ターミナルビルの壁面にひび割れなどが見つかった熊本空港(熊本県益城町)は17日、全便を欠航。「施設の安全確認が終わっていない」として18日も全76便を欠航する。










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