前衛美術家、草間弥生さんを選出 米誌「影響力ある百人」
【ニューヨーク共同】米誌タイムは21日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、日本からは前衛美術家の草間弥生さん(87)が選ばれた。米大統領選の候補者選びが続いている世相を反映し、共和党の実業家トランプ氏、民主党のクリントン前国務長官らも入った。
「芸術家」部門で選ばれた草間さんは、少女期からの幻視・幻聴体験を基に、無限に広がる水玉や網目の作品を創作。1960年代には米国で活躍した。タイムは、ファッションデザイナーによる紹介文で「アートの世界で実に急進的で革命的なことを成し遂げてきた」と評した。