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問い合わせフォームはもういらない。無料の多言語チャットBOX『Speaklyn』がヤバイ

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こんにちは。イイノです。

ほとんど全てのサイトで必要で、CVR直結なため色々と頭を悩ませることが多いお問い合わせフォーム。

  • ユーザーとの接点だし、すごく重要なのは認識してる
  • でも外部サービスを使うと値段が高い、他言語対応していないモノが多い
  • じゃあ自前で作るわ、って思うと設計とかめんどくさいし時間かかる
  • どうせ作るならユーザー情報はしっかり欲しいけど、項目数多いと離脱率高くなるし

とかとか。

ユーザーからしてみてもとにかく面倒なんですよね。フォームに入力するのが楽しいって人いないですし。

EFOツールやらABテストツールやらを駆使して改善を繰り返すのもコストがものすごいしちょっと怖い…。

と、そんな悩みをまとめて解決できるんじゃないかと思える、【無料】チャット問い合わせサービスを発見しちゃいました。

企業FBページと直結!無料&多言語対応の埋込み型チャットボックス『speaklyn』

speaklynのボタンをクリックした様子

これです。speaklynというサービスなんですが、なんとこれ企業のフェイスブックページへのメッセンジャーをページに埋め込んじゃうんです。

リリースは2016年3月とまだまだ出たばっかですが、なんで話題になってないのか不思議なほど良いコンセプトです。

今年は間違いなくチャットプラットフォームの年になるとか言われてますし、こういうのが今後流行るんだと思うんですよね。

設定はわずか3ステップで完了

面倒な設定は本気で不要。なんとこのspeaklynは

  • サイトでアカウントを作成
  • ページ情報を入力。ボタンデザインなどを決める
  • 表示されたコードを自分のページに貼り付け

というざっくり3ステップでメッセンジャーをページに設置できちゃいます。

speaklynの設定画面

こんな感じに項目数も少ないですし、デザインの部分に関してもすでに選択肢がある程度用意されています。

previewがリアルタイム表示されるので、いじりながら雰囲気を確かめられます。

speaklynの埋め込みコードの画面例

チャットボットと組み合わせるとやばそう

埋込み型チャットボックスサービス自体はちょいちょい既存であるんですが、コストやデータの保存期間、利用ユーザー数などにいろんな制約があるんですよね。

その点speaklynはFBメッセンジャー上で動くので、機能面での大きな制約はなさそうですし、むしろこれからどんどんと拡張されるであろうメッセンジャーの機能と組み合わせることができるってことが最大のワクワクポイント。

例えばspeaklynとFBメッセンジャーbotを組み合わせてQ&Aの対応を自動化する…なんて組み立ても。

実はこれにはもう実例もあって、東京三菱UFJ銀行のLINE公式アカウント上のQAサービスにはIBMwatsonが組み込まれているんです。すごい時代。

少し前までプライベートでの連絡用というイメージが強かったチャットプラットフォーム。ですが、今は当たり前のようにビジネスの場でも使われる時代です。

今年はチャットbot元年とも呼ばれてますし、この手のニュースは逃ざすにキャッチアップしないとですね。

追記:スマホ版のUIがいまいち微妙な場合

実はこのツール、現段階ではスマホの対応がやや中途半端。なのでいますぐSPにも実装する場合は、以下のスタイルを適用するとスマートにいけます。

@media screen and (max-width: 640px) {
#widget .sl-widget-box__button {
    min-width: 30px !important;
    min-height: 10px !important;
    line-height: 1 !important;
    padding: 3px 7px 8px !important;
    opacity: .7 !important;
    bottom: 10px!important;
    -webkit-border-radius: 4px !important;
}}
ページ内でFBいいねボタンやFBコメントを使っている場合、ちょっとクラスがバッティングしてしまい、上手いこと表示できなくなるみたいです。
いいねボタンはiframe版を。FBコメントとは併用しないようにしたほうがいい…かもしれないですね。(アップデートされたらまたお知らせします)
飯野 希 by
ICU→電通大の修士課程を経て、Canonに就職。ユーザビリティエンジニアとしてハードウェア内のコンテンツ企画設計と導線設計を担当。株式会社BITAではデータサイエンティストとしても活躍しつつ、コンテンツクリエイター兼 メディア編集長として活動している。
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