【ワシントン=共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は19日撮影の商業衛星写真に基づき、北朝鮮北東部豊渓里にある核実験場で、西側坑道を掘削する作業が始まった兆候があるとの分析結果を20日公表した。
同サイトは、掘削は核実験の準備作業と同時に行われると指摘。核実験の準備が差し迫っていると断定はできないが、近く核実験が実施される「可能性は排除できない」との見方を示した。
西側坑道は1月の4回目の核実験で使われたとされる。衛星写真では、小さな荷車2台とみられるものが坑道の入り口付近にあった。今年初めて、掘削作業が始まろうとしているか、最近始まったばかりであることを示しているという。
また北側坑道と、支援施設が集まった区域でもトレーラーやトラックのような車両の動きがわずかにあった。