bt根魚カーニバル平磯、ガシラの部優勝!

214日(日)平磯海づり公園で開催された根魚カーニバル、ガシラの部で優勝することができました。応援してくださった皆様!…めっちゃプレッシャーでした。



小さな勝利ではありますが、これはbtのコンセプトである 「『情報』は経験と腕に勝る」をお伝えするいい事例かと思いますので、手前みそながら少しお時間をいただきいたいと思います。

 

btの経験と腕

btには平磯のガシラであれば少し「経験と腕」があります。(ここで謙遜しても仕方ないので)

経験的には6番テトラで、シラサエビは決して使わず、テトラの向こうを亜遠投で狙うことこそが「良型」のガシラを獲る鉄板技です。



テクニック的には、いかに遠く深いストラクチャー周りに偶然でも入れられるか。(キャストが正確でも潮流の関係でうまくは入らない)そのために何度も何度もキャストを繰り返す。サンマエサゆえ、アワセは食わせてから、長く強い竿で潜らせてから抜く。

また潮流があまりに速い時は、テトラの特定されたディープホールを狙う。このbtシステムで、今シーズンはたくさんの20cmオーバーを釣りました。なにより初体験の方にも釣っていただけたのが収穫でした。


 

しかし、これはあくまで去年の秋までの話。『情報』ではありません。『情報』は「変化」です。


経験的に冬はこれでは釣れません。そこで『情報』を求めてプラクティスに行ったのが11日。激渋!しかも…

 

プラで得た『情報』は鉄板を全否定

●穴の中に魚はいない

●テトラの向こうもノーバイト

●足元は1歳魚しかいない

6番はノーバイト

10番テトラ横で2バイト(1キャッチ)

●西端は1バイト

○シラサに反応(サンマ・蛍いか、青虫は無反応)

 


6番ダメ、テトラの向こうダメ、サンマダメ、穴ダメ。。早い話がbtの「経験と腕」が全否定されているわけです。


 

成功体験は捨てにくい

「それじゃあ釣り方変えればいいやん!プラクティス通りに」と言われるかもしれませんが、成功体験をあきらめるのはなかなか大変なことです。

ある程度の経験者はわかりますよね。



特に今回の大会では大物は不要、まずキャッチが大切ですし、強風も予想されています。できれば経験のある場所と釣り方で無難に行きたいのが心情です。

かといって無理してまで行ったプラを無駄にするのも、どうか。そこで自分を納得させるために少し考えてみました。


なぜプラで6番は釣れなかったのか?

1番悩むのがポイント選びです。プラクティスで10番が釣れたと言ってもたった1匹です。その結果で(ノーバイトとは言え)いつもの 6番を捨て、夏以降ろくな釣果のでていない10 番をなぜ選ぶのか。


『情報』をもとに考える

魚がいないというのは、そこにエサがないから、というのが自然です。

とすると6番にはエサはなく、10番にはエサがある。ということになります。なぜだ?….。あっ!

 


サヨリだ!

10番から11番、12番付近はサヨリ釣りの方々が連日大勢でアミエビを撒いています。

その範囲は主に表層で、足元から、20m付近が中心。そのアミエビがテトラ周りに流れてくると考えれば、6 番より 10番で、足元~テトラの横は釣れ、テトラの奥深くや、テトラの向こうで釣れない理由がつきます。



少々粗っぽいですが、これでふんぎりはつきました。10番に行こう!そしてシラサエビでテトラの横をピッチングで狙う。いつもの釣りは封印だ!


結果はプラクティスそのまんま!

当日は雨の濁りがいい方向に作用して比較的アタリも多く、(これが一番btを不安にさせました。みんな釣ってたらどうしよう、って)テトラ先端横を執拗に攻めて6バイト、3キャッチ。



サイズも18.8〜16cm。普段なら即リリースのサイズですが、今のコンディションなら上出来です。

結局、エントリー約10名、メバルに至ってはエントリーなしのタフな大会となり、優勝することができました。



足元、穴など近場はやはりミニ(1歳魚で10cm程度、通称100円ライター)ばかりだったそうでプラそのまんま。

6番に入ったO師匠は審査会場に姿を見せず。3匹キープ後はbtも王道のサンマを投入、一発を狙いましたが、テトラの向こうは全くのノーバイトでした。


経験と腕より『情報』を優先しなければ、勝負はどうなっていたか…。



ちょっと上手くなったかな!という人に

経験を積み、他人より少し釣れるようになった人には、なにかしらの成功法則が生まれています。しかしその法則がルーティンになった時、釣果は伸び悩みます。

経験と腕は必要ではありますが、その全ては過去のもの。『情報』を得て変化すれば、いやその気概を持つだけでも、釣りはもっと楽しくなるはずです。



気になる人は平磯海づり公園に行くのがいいですよ!全ての魚、全ての釣りがある安全な釣り場で、愉快な常連さん、そしてフレンドリーなスタッフが、いやでもいろんな釣りへのチャレンジにあなたを誘惑してくれますから。

 

最後になりましたが、名誉と賞品をありがとうございました!

Tさんの『このコンディションであれだけ釣るのはさすがですわ』の言葉、本当に嬉しかったです!



 勝ってしまうと書きにくいですね。この内容を善意的に受け止めていただけることを願います。