「爆笑問題のススメ」のリアクション(3)
ニート(イノセント)日記より
本当は、表現したいという衝動だけがあるのであって、表現したいものなど、実は何一つないのである
確かに世の中には才能がある人はいるが、殆どの人は才能が無い。
モチロン、才能なんて無かったら無かったでいいのだが、無いにも関わらずアピールされると鬱陶しい。
「表現したい」という衝動があれば、あとは「好きなものを好きと言う」だけで充分だと思う。現に「ニート(イノセント)日記」は読んで面白いし。「表現したいもの」が無いんじゃなくて、「人に自信を持って見せられるもの」が無いだけじゃないのかなぁ。
「才能がある人はいるが、殆どの人は才能が無い」には、はっきり反対。
「すごい才能がある人はいるが、殆どの人はすごい才能が無い」だと思う。
Pequen~a vibracion de mi sentimiento~フラメンコな生活~の考え方は、とても僕と近い。
夢は夢として諦めない。運がよければそれで成功できるかもしれない。そうしたら、そっち一本に絞ればいい。成功しそうにないなら、生活は他の手段で確保して、好きな事を精進していけばいい。
収入があって安定すれば、夢を諦めないでいられる。成功しないでも、好きな事を続けていられる。
うん、この考え方こそ、まさにプチクリだ。
成功、というよりも「収入がそれに一本化したほうが効率よければ」ということだろうね。でも本当は「収入が充分にあっても、専業にしないほうがいい」と僕は思う。詳しくは本の中で書いているけど「専業化しちゃうと、引き返せなくなる」というのが大きな理由。「好きなこと」だからこそ、生涯好きでいたい、と誰しも思うだろう。プロになるのは反対しないけど、専業化はよ~く考えたほうがいい。
でも、「好きなことで収入がある」というのはうれしいよね。お金の額じゃなく、「好きなことが人から認めてもらえる快感」があるもの。
ずるり日本トワイライトの旅では、いい意見が聞けた。
あの番組を見たのが10年前なら、「何言ってんだ」と思ったかもしれない。今の私はプチクリ論に全面賛成だ。
10年の間に、私は世界を少しだけ知り、守るべきモノを手に入れたという事だ、と前向きに考える。
うん、今だから見通せるパースペクティブってあるよね。
若い頃、純粋な頃は、ちょっとでも弱気な意見をすべて排除しなければ、と思いつめてしまう。
でも、そんなプレッシャーで頑張りとおせるほど人間は強くない。「根性」や「背水の陣」で100%以上の力を出し続けることができる人なんて、本当に1000人に一人だ。
120%の力を一瞬出すのではなく、「いつも70%程度の力が出せる訓練」の方が圧倒的に役に立つ。
「会社を辞めて、人生かけて書いた新人賞応募小説」をたった一本書くのではなく、
「毎日1時間早く起きて書いて、毎年新人賞に三回以上応募する」ほうがずっと勝率は高い。それを3年続けたら、ずっと上手くなっているのは確実だしね。
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コメント
今頃トラックバックに気がつきました。話題に上げていただいて光栄です。
さて、練習がてら私もトラックバックを送ってみようとしたのですが、失敗したかも。。。
引用させていただいているので、一度ご確認ください。
投稿: あきーた | 2005年12月 3日 (土) 21時53分
これも追加
http://blog.goo.ne.jp/gosamurai/e/9cf2a02d9f41d9a40c73b30baf4ec71b
投稿: 岡田斗司夫 | 2005年12月15日 (木) 13時57分