ガラガラを赤ちゃんに渡していますか?
ガラガラは、赤ちゃんのおもちゃの定番ですが、遊びながら色々な知育効果を得られることが分かってます。
このページでは、ガラガラの概要と対象年齢、月齢ごとの遊び方と知育効果、ガラガラの種類について紹介します。
ガラガラとは
ガラガラとは、振るとガラガラと音が出るおもちゃです。
名前の由来は振った時に出るガラガラという音で、海外ではラトルと呼ばれています。
赤ちゃんのおもちゃとして、オーボールやオルゴールメリーと並ぶくらい有名で、ファーストトイとして世界中のパパママが買い求めています。
赤ちゃん用のガラガラは、低月齢の赤ちゃんでも簡単に掴んだり振ったりできますし、柔らかい素材でできている商品が多いので安全です。
対象年齢
0歳0ヶ月(新生児)からです。
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ガラガラの月齢ごとの遊び方と知育効果
生後0ヶ月(新生児)
低月齢の赤ちゃんは、視力が低く視界も狭い上、身体を自由に動かすことも難しいものですが、聴覚はしっかり発達しています。
たくさんガラガラ音を聴かせてあげることで、音を認識して聞き分ける力が伸びますし、音を楽しむことで情緒面の発達も促されていきます。
生後1ヶ月~生後3ヶ月(首がすわる)まで
赤ちゃんが手足を動かせるようになってきたら、ブレスレットタイプのガラガラを赤ちゃんの手足にはめてみましょう。
赤ちゃんは、ガラガラ音が鳴るのが面白くて、いつもよりたくさん手足をバタバタさせるので、筋力がついていきます。
また、この時期の赤ちゃんは、追視(動いている物を目で追う能力)が機能し始めます。
赤ちゃんの目の前でガラガラを振ることで、追視能力が鍛えられますし、首の筋肉や視力が向上し、集中力も身についていきます。
生後3ヶ月頃になると、小さめであれば金棒型のガラガラを握れるようになる赤ちゃんも出てきます。
生後4ヶ月~生後5ヶ月まで
赤ちゃん用の金棒型のガラガラを渡して思う存分振らせてあげることで、筋力がグングン向上していきます。
手先が器用になってくるので、振る以外にも、転がしたり投げたりと自由な発想で遊ぶ赤ちゃんも多いものです。
また、ガラガラをなめたり口に入れたりして形や大きさ、舌触りを確認する赤ちゃんも増えてきます。
衛生面には十分気を付けながら、素材の異なるガラガラを触ったりなめたりさせてあげ、色々な触感を学習させましょう。
生後6ヶ月(ズリバイやお座りを始める時期)~
ズリバイを始めると一気に筋力が向上し、大きなガラガラも難なく振れるようになります。
ただし、生後6ヶ月頃というのは、より高度なおもちゃ(知育玩具)にチャレンジする素地ができてくる時期です。
赤ちゃんが他のおもちゃに関心を示したら、積極的にそちらで遊ばせてあげましょう。
ガラガラの種類と選び方
各メーカーが、素材、大きさ、重さなどが異なるガラガラをたくさん開発・販売しているので、選ぶだけでも一苦労です。
ここでは、ガラガラの種類と選ぶ時のポイントについて紹介します。
使用者
ガラガラには、パパママが振って赤ちゃんに音を聴かせてあげるガラガラと、赤ちゃんが遊ぶためのガラガラの2種類あります。
生まれたての赤ちゃんには、パパママ用のガラガラを振って音を楽しませてあげ、赤ちゃんが手足を動かせるようになったら、赤ちゃん用のガラガラを渡すのが一般的です。
サイズ
赤ちゃん用のガラガラは、手足にはめるタイプや掴んで振るタイプなど色々な種類があり、それぞれに複数のサイズが用意されています。
「長く使うものだから。」と大きいサイズを選びがちですが、大きすぎると、赤ちゃんは思ったように遊べずに持て余し、興味を失ってしまうことがあります。
お金はかかってしまいますが、知育の視点から考えると、赤ちゃんが柄の部分をギュッと握れるサイズを選び、赤ちゃんの成長に合わせてこまめに買い替えていくことをおすすめします。
重さ
赤ちゃんは、手足を自由に動かせるようになっても、重い物を持つのは身体への負担が大きいものですし、すぐに遊び疲れてしまいます。
片手で軽々振れるくらいの重さが、身体への負担度が小さく、興味も持続しやすいでしょう。
色合い
赤ちゃんの目は、色を識別する力が未熟なので、薄い色や淡い色は認識しづらいものです。
ガラガラを選ぶ時は、原色系の色や、色のコントラストがはっきりしたものを選ぶことで、赤ちゃんの興味を引くことができます。
素材
赤ちゃんは、掴んだ物を何でも口に入れて、形や大きさを確認しようとします。
そのため、口に入れても安全な素材でできたガラガラを選ぶことが大切です。
素材だけでなく、部品が外れて誤飲する心配はないか、とがった部分はないか、色がはがれる恐れはないかなどもチェックしておきましょう。
安全なのは布製のガラガラですが、乳歯の生え始めた赤ちゃんの場合は、布を噛み切って中の鈴を誤飲するリスクがあるので、過信は禁物です。