インフル治療薬投与で1人死亡 注意呼びかけ指示
インフルエンザの治療薬を投与された患者8人がアレルギー症状を起こし、このうち1人が死亡していたことが分かりました。厚生労働省は薬の投与と死亡の因果関係が否定できないとして、製薬会社に対し医療機関に注意を呼びかけるよう指示しました。
この薬は大阪市に本社がある塩野義製薬が販売する点滴で投与するタイプのインフルエンザ治療薬「ペラミビル」です。
厚生労働省によりますと、去年までの3年間にこの薬を投与された患者8人が呼吸困難やじんましんなどのアナフィラキシーと呼ばれるアレルギー症状を起こし、このうち、40代の男性が死亡したということです。
厚生労働省は薬の投与と死亡の因果関係が否定できないとして、製薬会社に対し薬の添付文書を改訂して詳しい症状を記し、医療機関に注意を呼びかけるよう指示しました。
この薬は6年前に販売が始まり、年間17万人に投与されていると推計されています。塩野義製薬は「薬が安全に使われるよう医療機関に適切な情報を提供していきたい」と話しています。
厚生労働省によりますと、去年までの3年間にこの薬を投与された患者8人が呼吸困難やじんましんなどのアナフィラキシーと呼ばれるアレルギー症状を起こし、このうち、40代の男性が死亡したということです。
厚生労働省は薬の投与と死亡の因果関係が否定できないとして、製薬会社に対し薬の添付文書を改訂して詳しい症状を記し、医療機関に注意を呼びかけるよう指示しました。
この薬は6年前に販売が始まり、年間17万人に投与されていると推計されています。塩野義製薬は「薬が安全に使われるよう医療機関に適切な情報を提供していきたい」と話しています。