ブランドアプリの効果は?ヤプリ導入事例から紐解く②TSI
アプリ経由で
月1,000万円以上の売上、
コンバージョンレート
スマホサイトの2倍以上
アプリを導入したきっかけ
スマートフォンファースト、
アプリ化は必須
スマートフォンアプリを開発しようと考えたきっかけは「スマートフォンファースト」です。2015年でユーザーのアクセスする端末がスマートフォン、PCで6:4くらいの比率になりました。その比率が増えるスマートフォンで、いかに自社のブランドの存在感を出せるのかと考えたとき「アプリ化が必須である」という結論になりました。
実はこの考え方は簡単で、日本のアパレル業界は非常にテクノロジーに対して遅れています。「ニューヨーク」と「ロンドン」などで展開するアパレル企業、グローバルで活躍している企業の進む方向をベンチマークしていれば必然と進むべき方向は決まります。
当社が運営する「mix.tokyo」はテストマーケティングのプラットフォームとしての側面を持っていて、私たちは最終的に自社ブランドのオムニチャネルを完成させるために動いています。mix.tokyoでテストをして、結果が良いものを自社ブランドのサイトや施策に活かすということです。
なぜYappliか?
迅速かつ、的確なプラニング
決定的な決め手はファストメディアの会社としての対応速度の早さ、極めてフットワークが軽く、迅速かつ的確なプランを提出されたことが決め手になりました。また、開発コストも決め手の一つです。多くのブランドを抱えていると、1つのブランドに対しての開発コストは、単一のブランドで展開している企業に比べて、あまり大きく取ることは出来ません。ファストメディアのYappliであれば、その問題を解決することが出来ました。
もちろん導入前に複数社から見積もりを含めご提案を頂きましたが、その中でも抜群にコストパフォーマンスが良く、機能的な遜色も全くありません。
アプリを導入してどうか?
アプリ経由で月1,000万円以上の売上、
コンバージョンレート(CVR)は2倍以上
アプリの絶対条件としてユーザーエクスペリエンス(UX)を満たしていなければアプリは成立しないと考えています。インストールしたアプリに対してお客様が操作をしたとき「気持ち良さ」を提供できているかが最も重要です。Yappli はそのUXの部分においても、お客様の立場になって作られていて、導入後1年経った今でもそれは結果として良かったと思っています。
現在、アプリ経由のEC売上のうち、月商1,000万円以上は平均して売上を作ることができております。また、コンバージョンレートでいうとPC/スマートフォンのサイトに比べて、2倍という数値データが出ています。
mix.tokyoは実店舗を持たない自社モールなので、テストマーケティングの意味合いが強いですが、今後私たちは全てのコンタクトポイントをアプリに集約していこうと考えています。1,800億円のグループ売上で、EC売上が180億円というのは決して小さくない売上だと思いますが、逆に考えて9割のお客様は店頭で購入をされています。その9割のお客様とのコンタクトポイントを考えたときにアプリが一番使いやすい、おすすめしやすいツールであると考えています。今後、ブランドのオムニチャネル化を促進するためにアプリが最適なツールであると考えています。
今後の展開
お客様との接点、コンタクトポイントとしてのアプリ
まだ実証は出来ていませんが、今後は店頭でのクーポンの実施、キャンペーンへの「先行入場」などのインセンティブをブランドアプリで導入することにより、利用率を上げていけると確信しています。
現在は各ブランドのオムニチャネルサイトを構築中ですが、全てのブランドに対してYappliを使ってアプリ化を行い、お客様のコンタクトポイントとして活用をしていきたいと考えています。
YappliではECサイトをウェブビューで見せるため、それ以外のページのUXが高いが故にECサイトに移行した際、UXが下がるのが気になります。ぜひその機能なども付けて頂けると嬉しいと思っています。お客様にとって、スマートフォン最適化のサイトより、アプリの方が利便性が高いため、今後はアプリにシフトしていくのは必然の流れだと考えています。
代表取締役社長 柏木又浩氏 EC 事業支援部 部長 鈴木雅也氏