「ホンダ」 熊本の工場再開は早くても来月上旬

自動車メーカーの「ホンダ」は、地震で被災した熊本県大津町にあるオートバイなどの生産工場について、操業の停止を今月28日まで延長することを決め、その後大型連休があることから、再開は早くても来月上旬となる見通しを明らかにしました。
ホンダの熊本県大津町にある「熊本製作所」は、オートバイやスクーターなどを生産する主力工場ですが、今月14日の地震の直後から生産を止めて、22日まで操業を停止することにしていました。
しかし、その後も大きな余震が続いていることなどから、工場の被害の状況を十分に確認できず、復旧に時間がかかることが見込まれるとして、28日まで操業の停止を延長することを決めました。
工場では29日以降は大型連休に入るため、ホンダは、操業再開の時期について、早くても来月6日以降になる見通しだとしています。そして、今後の復旧作業の進捗(しんちょく)状況などを見極めたうえで、操業を再開できるかどうか今月末に判断することにしています。
熊本県内では地震の影響でこのほか自動車部品メーカーや電機メーカーの工場などの多くで操業の停止が続いています。