堂々と生きたらいいですよ。
彼女がいなくてもいい
だからどうしたというのです。肉体関係を持つ特定の異性がいないというだけで、あなたの細胞はアポトーシスを引き起こすとでもいうのですか。違いますよね。
周りと比べてはいけませんよ、周りは周り、あなたはあなたです。友人や同僚に彼女がいようと、あなたの価値は変わりません。
何でもそうですけど隣の芝は青いのです。彼女ができたら、次はその関係に悩まされるようになる。人間というのは欲深いものでして、満たされたと思ったら次の欲望が首をもたげるようにできています。彼女がいなくて気楽なあなたの生活をうらやむ人も、少なからずいるでしょう。
要はいかに現状に満足できるかどうか、そして周りとの対比で自分の価値を決めることを止めるかが肝なのです。ここを追求していきましょう。ここはこの記事で以降、すべてにおいて共通です。
結婚しなくてもいい
結婚なんてシステムは現代社会では足かせになりがちです。結婚しなければ誰かと添い遂げられないと考えている時点で脆弱な人間関係と言えます。別に内縁でも構わないわけですから。世間体に振り回されて魂を簡単に売る人間の末路は悲惨なものが多いですよ。
さらに結婚した場合、相手が傲慢になってこちらの人間性を貶めてくるケースもあります。これも結婚制度の弊害でしょう。誰かの夫または妻になったからといって、自分の価値や相手の価値はかわらない。ここに原則を置けない人間が精神面で破たんして相手の浸食を始めるのです。
制度自体は否定しませんが、しなければいけないものとは考えません。ましてや無理に結婚なんてするものではありませんよ、慣例や法律に縛られることは事実ですから。
子供がいなくてもいい
子孫を残すことが生命の目的である=人間の目的も生命を残すことである、とするのは乱暴で単純な理論です。子孫を残して種を繁栄させるだけなら、ここまでデカい脳みそはいらないのです。
文化というものを練り上げるまでに思考を高めた人類だからこそ、種の繁栄のみならず多様な生きる目的というものに辿りつく権利を得ているのです。種を残すだけなら虫でも猿でもできるんですよ。
ここにこだわるのはもったいない。子供なんぞいなくても、楽しく人生を過ごすことは可能です。
仕事がなくてもいい
社会的信用を得るためには仕事は重要ですが、こと生きるだけならそれこそ社会システムを利用すればいい。生活保護を受けるのです。これで仕事しなくとも生きていくことは可能ですよ。
人間関係が破たんしただとか、会社の業績が悪化したなどで仕事が駄目になり「私はもう生きていけない」なんてのたまう人は、生きるつもりがないだけです。
腹にモノを詰めて生きるだけならいくらでも生存可能。まだまだ諦めが足りないようですね。開き直れないプライドを抱えているのでしょう。背伸びは事故の元。あなたはそこまでの人間なのです、良い意味でこれを受け入れましょう。
周りと比べて消耗しすぎです
やれあいつは年収がいくらだ、とか。やれこいつは結婚して家庭を持って、だとか。そんなものはあなたに一切関係がない、他人の人生です。あなたには何の責任もない。それなのに勝手に対比して苦しんで自分を追い詰める。
無駄です。比べたら駄目ですよ。幸せなんて比較で得られるものではありません。自分が「今は生きているだけで幸せなんだ」って思えれば、いくらでも幸福感は得られる。
プライドを捨てきれないからこそ、苦しむのです。「自分はこうあるべきだ」とか止めましょうよ。今のあなたが全てです。
アドラーを学んでください
この本はタイトルからして「誰かに嫌われても平気なメンタルを作る自己啓発本」っぽく見えますが、内容はそんな薄っぺらいものじゃありません。
人間は誰しもが平等であり、自分の価値は誰かと比べてはかれるものではない。幸せは他人と比べて得られるものではない。自分以外のあらゆることへの執着を捨てろ、ねたきりだろうがニートだろうが社会に所属する一員であり、人間なのだ
と説いています。実社会へ導入するにはかなり刺激的な本ですが、根本的な考えを自分の中心に据えるには最高の一冊です。この本をしっかりと心に落とし込めば、誰しもが今回の記事のような考えに辿りつくはず。
今を生きることが肝要
人生なんて今の積み重ねです。過去に彼女がいない、将来的に結婚できそうもないなんていう変えられぬものに腐心して苦しむのはもう止めにしませんか。今この瞬間で自分にできることを積み重ねていけばいいのです。
考えすぎなのですよ、そして自分に理想を追い求めすぎです。分際というものを知りましょう。あなたの人生は、そんな高尚なものではありません。
今日も腹にモノを詰めて、空腹を満たしてください。遅かれ早かれ、寿命を迎えます。すべては移り行き、消費するものです。執着を捨てましょう。