エクアドル大地震 死者570人に

エクアドル大地震 死者570人に
南米のエクアドルで起きた大地震では、これまでに570人の死亡が確認されたほか、今も155人の行方が分かっておらず、懸命の捜索活動が続けられていますが、相次ぐ余震のため難航しています。
エクアドルの太平洋沿岸で日本時間の17日朝に起きたマグニチュード7.8の大地震では、エクアドル政府のまとめで、これまでに570人が死亡し、7015人がけがをしました。
さらに、今も155人の行方が分かっておらず、発生からまる4日が経過した被災地では、大勢の救助隊ががれきの下に取り残された人たちの捜索活動を続けています。救助隊員の1人は「まだ、がれきの下に取り残されている人がいる可能性があるので捜索を続けている。生存者が見つかると信じている」と話していました。
エクアドルの太平洋沿岸では、日本時間の20日夕方にもマグニチュード6.2の地震が発生するなど余震が相次いでいて、そのたびに救助活動は中断を余儀なくされるなど難航しています。
また、治安維持のため、1万4000人の部隊が展開していますが、地震によって交通網が寸断され孤立している地域では、食料や医薬品などが不足しており、被災者の間で不満の声も高まっています。