AWS Summit Chicago 2016発表のサービスアップデートまとめ

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現地時間 2016年4月18日~19日に開催されたAWS Summit Chicago 2016で発表されたサービスアップデートを日本語解説付きでまとめた資料です。

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AWS Summit Chicago 2016発表のサービスアップデートまとめ

  1. 1. 1 AWS Service Update 2016/04/20 アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
  2. 2. 2 Amazon Kinesis – Amazon Elasticsearch Service との統合 シャード単位のメトリクス、時刻ベースのイテレーター • Elasticsearch との統合 – Amazon Kinesis Firehose は Amazon Elasticsearch Service へ ストリーミングデータを配信 • 強化されたメトリクス – Amazon Kinesis はシャード単位のメトリクスを CloudWatch へ 毎分送信 • 柔軟性 – Amazon Kinesis から時間ベースのイテレーターを利用してレコー ドを受信
  3. 3. 3 Amazon Kinesis エージェント 新しいデータ事前処理機能 • Kinesis Streams または Kinesis Firehose に送信する 前に書式設定が可能 – SINGLELINE – CSVTOJSON – LOGTOJSON • Kinesis Firehose + Redshift と連携してほぼリアルタ イムでログ分析も可能に
  4. 4. 4 AWS ストレージ アップデート Amazon S3 Transfer Acceleration • AWSのエッジロケーションとネットワークプロトコル の最適化を利用し、S3へのデータ転送を高速化 • 大きなオブジェクトを国を跨いで転送する場合、50% から500%の改善、もしくは特定の環境下ではそれ以上 の高速化が期待できる • S3へ、もしくはS3からのデータ転送の高速化に世界50 箇所以上のエッジネットワークを活用 • エッジネットワークを、アップロード場所(デスクトッ プもしくはオンプレミスのデータセンター)とターゲッ トのS3 Bucket間のブリッジとして利用可能
  5. 5. 5 AWS ストレージ アップデート Amazon S3 Transfer Acceleration • Amazon S3 Transfer Acceleration Speed Comparison でTransfer Accelerationの効果を確認できる
  6. 6. 6 AWS ストレージ アップデート より大きなSnowballをより多くのリージョンに展開 • Snowballは4つの新しいリージョンで利用可能に – AWS GovCloud (US), – 米国西部(北カリフォルニア), – EU(アイルランド) – アジアパシフィック(シドニー) • 80TBの容量を持つ新しいアプライアンスを発表 – 米国東部 (北バージニア), 米国西部 (オレゴン), 米国西部(北カリ フォルニア), AWS GovCloud (US) は50TBと選択可能 – EU(アイルランド),アジアパシフィック(シドニー) は80TB
  7. 7. 7 Amazon EBS - 新たなスループット最適化 ボリュームとコールドボリューム • スループット最適化HDD(st1) – 高スループットを必要とするワークロード(MapReduce、Kafka、 ETL処理、ログ処理、データウェアハウスなど)向けのタイプ – 1GBあたり月額0.054ドル • コールドHDD(sc1) – 同様のワークロードでアクセス頻度が低いユースケース向 – 1GBあたり月額0.03ドル
  8. 8. 8 Amazon EBS - 新たなスループット最適化ボ リュームとコールドボリューム Solid State Drive (SSD) Hard Disk Drive (HDD) Hard Disk Drive (HDD) ボリュームタイプ プロビジョンド IOPS SSD (io1) 汎用SSD (gp2) スループット 最適化HDD (st1) コールドHDD (sc1) ユースケース I/O性能に依存する NoSQLデータベースやリ レーショナルデータベー ス 起動ボリューム、低レイ テンシを要求するアプリ ケーション、開発・テスト 環境 ビッグデータ、DWH、 ログデータ処理 スキャンする頻度が低い データ ボリュームサイズ 4 GB – 16 TB 1 GB – 16 TB 500 GB – 16 TB 500 GB – 16 TB ボリューム毎の最大 IOPS 20,000 (16 KB I/O size) 10,000 (16 KB I/O size) 500 (1 MB I/O size) 250 (1 MB I/O size) インスタンス毎の最 大IOPS (複数ボリューム) 48,000 48,000 48,000 48,000 ボリューム毎の最大 スループット 320 MB/s 160 MB/s 500 MB/s 250 MB/s インスタンス毎の最 大スループット (複数ボリューム) 800 MB/s 800 MB/s 800 MB/s 800 MB/s 月額料金 (東京リージョン) $0.142/GB + $0.074/設定IOPS値 $0.12/GB $0.054/GB $0.03/GB 性能指標 IOPS IOPS MB/s MB/s
  9. 9. 9 AWS Device Farm - デバイスにリモートアクセス してインタラクティブなテストが可能に • デバイスにリモートアクセス – デバイス(スマートフォンとタブレット)にリモートアクセスする ことができるようになり、インタラクティブなテストを実施 – AWS Management Console 経由でデバイスをインタラクティブ に操作
  10. 10. 10 Amazon Cognito 向け User Pools (public beta) • User Pools – バックエンドコードを書いたり、インフラストラクチャの管理 をする必要なくモバイルや Web アプリに認証やユーザ管理と データ同期を簡単に追加 – モバイルと Web アプリに簡単にユーザサインアップとサインイ ンを追加 – 数億ユーザまでスケール – フルマネージド – 独自のユーザディレクトリを作成 – email による確認、電話番号による確認や多要素認証といった 拡張されたセキュリティ機能も提供
  11. 11. 11 Amazon Inspector セキュリティ脆弱性アセスメントサービス • EC2にデプロイしたアプリケーションのセキュリティとコン プライアンスの改善を支援 • Amazon Inspector がベスト プラクティスに基づいて自動 的にアプリケーションの脆弱性やルールからの逸脱を検証 • セキュリティレベルに応じて詳細リストを作成 • 事前の投資や追加のソフトウェア ライセンスや保守料は不 要 • 対象OS – Amazon Linux (2015.03 以降) – Ubuntu (14.04 LTS以降) – Red Hat Enterprise Linux (7.2 以降) – CentOS (7.2 以降) – Windows Server 2008 R2 及び Windows Server 2012
  12. 12. 12 AWS CodePipeline が AWS CodeCommitと連携 • AWS CodeCommit をソースプロバイダとして 利用可能に – パイプラインのソース ステージで、CodeCommitのリ ポジトリやブランチを選択可能 • AWS CodeCommit と連携することで、セキュ アでマネージドなDevOps環境を構築可能

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