御船町を応援してくださっている皆様へ
この度はだれもが経験も想像もしたことのない突然の大規模の地震の発生に際しまして、直後から各方面からご支援と激励をいただきまして、心より御礼申し上げます。
御船町は人口1万7千人の小さな町で、町の職員の数も限られており、行政側の人間の絶対数が絶対的に不足しておりました。同時に、高齢化や過疎化も進んでおり、人口の割には町の面積が約100平方キロと広く、役場から距離のある山間部の小さな集落も多く、市街地とは異なった支援のニーズを多く抱えている地域でございます。そういう状況下で起こった突然の地震で大きな被害が広範囲で発生し、町の職員や社協の職員も自ら被災して動きが取れなかった状況下で、町としては一人でも多くの町民の命を一刻も早く救うべく、緊急事態といたしまして、町民から提案のあった民間のボランティア団体の支援の受け入れを決断いたしました。また、御船町社会福祉協議会ともすぐに連携し、準備のできた事柄から順次支援をいただいております。さらに、追加で来ていただいた地元のボランティアの方のご参加、そして御船町民自身によるボランティア部隊も徐々に加わり、水や食料の配布や炊き出しなど生活に最低限必要なことを一人でも多くの町民に届けようと、全員が一丸となって遂行してきた最初の一週間がやっと過ぎたところでございます。
一旦これまでの体制を終了し、本日4月21日より、御船町・御船町社会福祉協議会によるボランティアセンターが開始されました。各方面からの支援を引き続きいただきながら、一日も早い復興に向けて町民と一体となって努めてまいりたいと思います。
私が経験も手がかりもなかった最初の一週間に、身を呈して町民を支援してくださって民間ボランティアの皆様へは、町民を代表して心から御礼を申し上げます。
日本中はもとより海外からまで応援のお声がけや心暖まる励ましを多数頂いて感激しております。なにぶんにも慣れてない事ばかりで、初動にての町からの正確な情報発信が不十分であり、皆様にご心配をおかけしました事を、心からお詫びいたします。
皆様のご厚情に一同感謝いたします。
御船町長 藤木 正幸 |
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