三菱自動車に国交省がきょうも立ち入り検査

三菱自動車工業が実際よりも燃費をよく見せる不正を意図的に行っていた問題で、国土交通省は21日も愛知県にある三菱自動車の施設に立ち入り検査を行い、不正が行われたいきさつなどについて詳しく調べています。
愛知県岡崎市にある三菱自動車工業の「技術センター」には午前9時すぎ、国土交通省の自動車局の担当者が入り、立ち入り検査を始めました。
三菱自動車は20日、自社で販売した軽自動車2車種と日産自動車向けに生産した軽自動車2車種の合わせて62万5000台で、実際よりも燃費をよく見せる不正を意図的に行っていたことを明らかにし、国土交通省は20日から道路運送車両法に基づいて立ち入り検査を行っています。
不正を行ったのは技術センターにある「性能実験部」という部署で、三菱自動車によりますと、当時の性能実験部長が「私が指示した」と話しているということですが、事実かどうかは確認中だとしています。このため、国は立ち入り検査を通じ、不正が行われたいきさつなどについて詳しく調べています。