機内にアブで大捕り物 駆除できず乗客別の便に
20日午後2時ごろ、松山市南吉田町の松山空港で、鹿児島行き日本エアコミューター(JAC)3686便の機内にアブが1匹いるのを客室乗務員が見つけた。乗客の搭乗前だったため、乗務員らは約1時間半、たたいて駆除したり機外に追い出そうとしたりしたが失敗。アブは人を刺すため、JACは「乗客の安全を優先するため」として欠航を決めた。
搭乗予定だった乗客18人は、伊丹空港経由の便に乗り換えるなどした。翌日の機材繰りのため、当該機は予定より1時間40分遅れてアブを乗せたまま鹿児島に向かった。JACによると、虫による欠航は珍しいという。【成松秋穂】