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振り込め詐欺団のアジトに警視庁の精鋭部隊「SIT」が突入、制圧

04/20 20:37
振り込め詐欺団のアジトに突入。警視庁の特殊部隊による緊迫の制圧作戦が行われた。
東京・千代田区の9階建ての雑居ビルを、ロープで下りてくる2つの人影。
突然、爆発音が響き、部屋からは閃光(せんこう)も放たれた。
2つの人影は、4階の部屋に突入した。
内部にとどろく怒号。
19日正午、警視庁が振り込め詐欺グループを摘発した瞬間をとらえた映像。
作戦には、警視庁の精鋭部隊が投入されていた。
黒のユニホームに身を包み、ロープを使い垂直降下する2人組。
警視庁捜査1課特殊班、通称「SIT」のメンバー。
誘拐事件や立てこもり事件などの最前線に立つSIT。
部隊が誇る高度な技術と能力は、今回の摘発も余すところなく発揮された。
振り込め詐欺グループのアジトが入るビルを、2人の隊員がロープでゆっくりと下りる。
アジトがある4階に到達すると、まるでネコのような身のこなしで、バルコニーへ忍び込んだ。
当時、現場のアジトには、数人の容疑者がいたが、隊員は気づかれることなく、突入の時を待つ。
さらに、2人の隊員が降下を開始。
そして、次の瞬間、アジトからの爆発音が響いたのを合図に、後続の隊員たちもアジトに突入。
別の捜査員も、玄関のドアを破壊して部屋に突入した。
警視庁は、このアジトを含む2カ所を急襲。
振り込め詐欺グループのメンバーを、一網打尽にした。
逮捕されたのは、無職の西嶋智哉容疑者(32)、相澤一馬容疑者(20)ら11人。
貸金業者を装い、保険金名目などで、女性2人から、あわせて7万5,000円をだまし取った疑いが持たれているが、ほぼ全員が容疑を否認している。
警視庁は、SITの隊員らで構成される振り込め詐欺専従捜査班、通称「ステルスチーム」を7年前から運用。
特殊部隊が一瞬で容疑者を制圧することで、アジト摘発の際、パソコンや携帯電話などの証拠が壊されるのを防いでいる。
警視庁は、今後も、あらゆる手段で振り込め詐欺の摘発を続けていく方針。

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