初日『濃ネタ編』
最近のロフトプラスワンでの公演は、1日2回公演だったり、2夜連続だったりと毎回趣向を凝らしているのだが、今回は初日が「濃ネタ編」という事で、ビデオや物品を使いながら、まずはいつものアミーゴス。
ただ、今回は公演前に岡田斗司夫が交通事故に遭うというアクシデントがあり、腕を三角巾で吊った状態での出演。
いきなり波乱含みのスタート!
【ザ・シンプソンズ】
もはや定番ネタのシンプソンズだが、相変わらずマニアックだし毒もキツい。
なんと「SF大会に行く」エピソードもあり、そこで登場する「30過ぎで童貞で親と同居してる独身男をどう思う?」っていうセリフはキツすぎるっす。
【まんがビデオの奇妙な世界】
最近なぜか量産されてるこのジャンル。
アニメではなく、漫画そのものに彩色してビデオ撮影し、声優によるセリフや音響効果を付け加えたビデオなのだが、デジタル編集の進化により、中には隠れた傑作も。
「巨人の星」「仮面ライダー」「三つ目がとおる」などに加え、「魔王ダンテ」「サンクチュアリ」「細野不二彦版クラッシャージョウ」など、かなりマニアックな作品セレクトされてるのも味わい深い。
そして、アニメのようには絵が動かせないこの方式が効果を上げるのが、ホラー系。
「おろち」「恐怖新聞」などはマジで怖いです。必見。
【ジャンボーグA対ジャイアント】
かの「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」と同じ形式で作られた、円谷プロのタイ向け作品。
「ウルトラマンとハヌマーン」と同じく、やっぱしジャンボーグAとタイの神様「ジャイアント」、全然テンションかみ合ってません。
【これはまもってネット】
AOLとカートゥーンネットワークが、デクスターとパワーパフガールズのキャラクターを使って、小学生向けにインターネットの使い方を教えるビデオ。
こういうモノを作らせるとアメリカ人って本当にウマい。「ネットで知り合った人とは会うな」「個人情報を漏らすな」「不審なメールは開くな」「アングラなサイトには近づくな」と、かなり現実的な内容でシビアな作りです。オトナが見ても面白い。
【浅瀬でランデブーその後】
アミーゴスでは定番のように紹介してる「聖ジェルノン」や伊勢田アニメの数々だが、昨年の冬コミで眠田が伊勢田監督から、直々に貰ってきた「浅瀬でランデブー」グッズの数々を紹介。
浅瀬でランデブーセル画、浅瀬でランデブーポスター、浅瀬でランデブーカレンダー、浅瀬でランデブーマグカップ、浅瀬でランデブーペンケース、浅瀬でランデブー財布、全部伊勢田監督のお手製の品々であります。貴重…、だよな。
そしてトドメは浅瀬でランデブーのヒロインゆいちゃんの使用済みパンティ! …あああ。
【伊勢田ワールド】
伊勢田監督は自主映画を撮り、アニメを作るだけには飽きたらず、少女漫画も描いてらっしゃいます。これがまた平気で300Pくらいあるんだよねぇ。「メイクイーン」や「タチアガール」の原作漫画もあるので、今後の伊勢田研究にとっては貴重な資料だが…。(誰が研究するんだ?)
そして伊勢田監督といえばやっぱり、歌!
今回は名作アニメの主題歌を「伊勢田調」に歌い上げたテープを紹介。
「不乱だ!明日の犬パトラッシュ」「赤毛連行戦士アンシャーリー」「イエーな機甲レミ」「怒りのクレヨン王国」などなど。
アニメファンがよくやる替え歌の範疇を超越した「魂の唄」の連続に観客も大感動!
単に「酔っぱらいの暴走」のようにも聞こえるけど、もう細かい事は気にするな!
2日め『雑談編』
2日めは特にネタを使わず、雑談だけで3時間やってみようという新しい試み。
(実は昨年9月のきらら博イベントの時に、用意したネタが使えず、フリートークだけで保たせた経験はあるんだけどね)
単純なフリートークにしてしまうとかえって難しいので、ボードに書いた「老後」「人生最後のネタ」「三億円あったら」「2ちゃんねるにバレたら困ること」「これだけは許せない」「裏切られた経験」などのお題を用意しておき、それを1枚づつ引きながらの進行。
が、最初の1枚目で岡田氏が「くりぃむレモンの思い出」という最強のボードを引いてしまい、スタートからテンション上がりまくりでかなり充実した内容に。
この形式はなかなか面白かったので、機会があれがまた演ってみたいですね。