オタクアミーゴス inロフト(00/02/23・24)


 1年4ケ月ぶりの東京・ロフトプラスワン公演。
 混雑緩和のため、2日間公演+整理券配布というシステムを導入し、両日ともに「ちょうど良い入り具合」となり、前回に比べて見やすくなったと思うんだけど、お客さん側の感想はどうだったかな?
 大ネタは両日ともに基本的に同じ。小ネタはちょっと変えてます。

【MADテープ】
 今回のMADテープは洋画ネタ、
  映像・インデペンデンスデイ/音楽・マッハバロン
  映像・スターシップトゥルパーズ/音楽・哀戦士 の2本と、
 3DCGとデジタル彩色で作られた自主制作アニメ「Gガンダム調の宇宙戦艦ヤマト」を紹介。
 パソコンでのアニメ制作やビデオ編集が普及したおかげもあり、このジャンル、どんどん質が上がってますな。

【コミケでナイト】
 ローカルUHF局「千葉テレビ」が3年前に木曜深夜に放映していた、同人誌関係の情報番組。
 スポンサーの東放学園のスタジオと生徒たちを借りて作ったチープな作りの上に、ゲストは誰も知らないような無名漫画家、素人コスプレを紹介する「今日のコスプレ」コーナー、どんどん質の下がる番組アイドルの「コミケシズターズ」など、痛い要素満載。
 司会者のおっさんがコミケ関係にまったく理解が無く、投げやりに進行していくさまも味わい深い。

【イデオン特番】
 若き日の岡田斗司夫もちょっと出ている「伝説巨神イデオン」映画公開時のTV特番。
 ラッシュ試写会(当時はそんな事までやってたのだ)に行列するアニメファンへの、小森のおばちゃまのまとはずれなインタビューとか、アニメ誌協賛の「イデオン・パロディコンテスト入選作」の絵コンテを、サンライズ自ら制作したパロディアニメ(でも動かない)など、今となっては何もかも皆懐かしい映像だけど、でもよく考えたら20年経った今も、やってる事はあんまし変わらないねぇ(笑)。

【バレたかチャプター】
 川内康範先生原作の、カルトな特撮ヒーロー「ダイヤモンド・アイ」のLD−BOXには、「外道照身霊波光線!なんじの正体見たり/ばーれたかー」の名シーンだけを、すぐ呼び出すための「バレたかチャプター」がついているのだ!
 全26話の「バレたかシーン」ばっかし連続観賞すると、かなり「来る」モノがあるぞ。

【浅瀬でランデブー】
 九州公演でも使った、ある意味「最強」の自主制作アニメ。女の子がくるっと回転するシーンの「なんとも言えん動き」など、マネしようと思っても常人に絶対作れないよなぁ。

【怨念戦隊ルサンチマン】
 京都大学映研が作った自主制作映画。「スーパー戦隊モノ」というよりは、モロ DAICONFILM の「愛國戰隊大日本」のパロディ(カット割までそっくりなシーンがいっぱい)。
 大学の新入生たちの髪の毛をまっ茶っ茶に染め、車と女の話しかできない「一般人」に洗脳しようとする「パンピー帝国」のコムーロ大帝やアムラー幹部の陰謀に、オタクの怨念パワーで敢然と立ち向かう「ルサンチアニメ(赤)」「アイドル(青)「特撮(黒)」「ゲーム(黄)」「ヤオイ(ピンク)」の5人の戦士。

【ザ・シンプソンズ】
 「シンプソンズ」もまだまだ元気。「カサブランカ」の幻のエンディング発見さる!とか、フランスと戦争になって核爆弾の落とされた街でホーマー親父一人が生き残る「オメガマン」話とか、相変わらずネタが濃い。

【コスプレAV】
 最近のコスプレもののアダルトビデオは以前より質が上がり、この「銀河より愛を込めて」は、なんと松本零士キャラという懐かし系だ。
 いやー、まさか20年前に「2000年になったら、エメラルダスやメーテルや森雪のHなビデオがレンタル屋さんに並ぶようになるよ」って言われても絶対信じなかったろうなぁ(笑)。
 ただし、オタク的に価値があるのは最初の5分くらいで、Hが始まってしまうと徐々にフツーのAVになってしまうのが残念。
 なお、このHRCというメーカーは他にもガンダムネタのコスプレAVなんかも出しているので、今後も要注意だ。

【通販性活】
 販売専用のアダルトビデオメーカー、ソフトオンデマンド「淫語しようよ3」の巻末に収録された、オナニー用具の宣伝なのだが、普通の通販番組そのままの構成になってて異常におかしい(パロディでなく、本当に売っている)。
 司会のおねーさん(プロのナレーター)がはっきりと「ちんぽがビン立ちしてセンズリしたくてたまらないあなた、このニューベストフレンドをどうぞ!」と大声でのっけからガンガン飛ばしてくれる。
 でも実演コーナーになると、さすがにちょっと引いてしまうあたりも見どころだ(笑)!

【二丁拳銃小僧】
 韓国の特撮TV番組。
 地球を侵略しにやってきた「ドラゴンボールのギニュー特戦隊の服」を着た宇宙人に立ち向かう、勇敢だけど「髪型が変な」二丁拳銃小僧。
 悪人には容赦なく背後からビームガンをぶっ放したり、ピンチになると「SDガンダムのアトラク用着ぐるみを改造したようなロボット戦士」にも変身できるんだ。
 お友達の「メガネくん」も「光GENJIのパラダイス銀河」そっくりのコスチュームの戦士に変身できるぞ(でも弱い)。
 ファイティングマンと同様に、カンフーアクションはちゃんとしてるけど、異様に長くてマヌケな格闘も健在。
 さらに今回は地面にガソリンを撒いて火をつけた地面の上で戦ったり、その上、火を付いた砂を投げつけあったりと、役者さんの奮闘だけが頼りの危険なシーンも満載。CGではこの迫力は出せません(笑)。


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