オタクアミーゴス in九州2(99/10/31)


 昨年に引き続き、ダイエーホークス日本一に沸く福岡での2回目のアミーゴス公演だ。
 今回はAIQオリジナルのアミーゴスグッズ(マグカップ・マウスパッド・手下げ袋など)の販売も行われたぞ!

【宮崎駿の隠れ仕事】
 今回は会場アンケートを見ながら最初にトークコーナー。
 その中でプロジェクターを使って紹介したのが、あまり一般に知られていない「宮崎駿隠れ仕事」。「かながわ国体」のマスコットキャラクター「かなべえ」(写真参照)。
 森林保護基金の為にトトログッズを売りまくる「トトロFUNDコレクション」、そして極めつけは10/24の所沢市長選挙用ポスターだ。自然保護派の候補の為にわざわざ描き下ろしたゴリラのイラスト。残念ながら(幸いな事に?)この候補は見事落選したが。

【MADテープ】
 「やねこん」でも好評だった「映像・哭きの竜/音楽・エヴァンゲリオン」と「映像・もののけ姫/音楽・ポケットモンスター」の2本。

【韓国艶笑アニメ】
 「アダルト」というより、「艶笑」という言葉の似合う韓国産お色気アニメ。
 オムニバス短編形式で、顔デカおっさんの前で民族衣装を脱いでいくストリップ物と(動きの技術的には名人芸級のアニメーション)、アメリカ下請けタッチのスーパーヒーロー物「三本足マン」を紹介。何が三本足なのかは各自深読みする事!

【コミケロッキー】
 これまた「やねこん」で大ウケだった、東工大アニメ研製作の自主制作作品「会場のみなさんへ」(ポケモン事件を同人誌ネタにかけたパロディ)+「アリアケモンスター」と、同じスタッフによる旧作「コミケロッキー」を紹介。
 内容は「ファミコンロッキー」のパロディで、ロッキーがライバルとコミケ会場で「どっちがきっつい同人誌をたくさん買えるか競争」をするという、身につまされるストーリー。

【熱血超人カイザーマン】
 NHKのアマチュア映像フェスティバルで入賞した、小樽の高校のアマチュアビデオ作品。
 他の高校がマジメなビデオを送る中、ここだけがお笑いヒーロー物。学園生活にとってもなじんで違和感の無いヒーロー、カイザーマンがステキだ。

【カッタ君物語】
 山口県宇部市が、市内の公園で「日本で初めて人工孵化に成功したペリカン」の「カッタ君」を主人公に製作した長編アニメーション。
 本来はカッタ君の生い立ちや、子供たちとの交流を描くほのぼのアニメなのだが、 途中から「エコロジー」とか「反戦」といったテーマまで盛り込んだため作品は迷走。湾岸戦争に介入し、巨大化して口から怪光線を吐きながら、イラク軍の戦車やスカッドミサイルを破壊しまくるカッタ君の姿はほとんど悪夢(笑)。

【浅瀬でランデブー】
 かの「聖ジェルノン」全シリーズを紹介した後、勢いに乗って「ジェルノン」の監督がなぜか心機一転して作った「水色時代」風のラブコメアニメ、「浅瀬でランデブー」も紹介したら、これがこの日一番の大ウケネタとなりました。
 技術的には「なんとも言えん」レベルで場内の大爆笑をかっていたが、アマチュアでちゃんと色と音の入ったアニメを1話15分×3話分も作る情熱はお見事。いろんな意味でスゴイよ、コレ。


》》》戻る