オタクアミーゴス in札幌3(98/7/5)


 札幌公演も3回め。客層も順調に濃くなってきてイイ感じだぞ。あと今回はなぜか女性客多し。

 今回はいつもとパターンを変えて、前半はトーク、後半はビデオネタの2部構成。
 前半のトークはいつもの通り、東京や大阪ではできないヤバめ話が多かったのだが、さしさわりの無い部分だけメモっておくと、「FLASHのガイナ脱税報道」と「週刊文春のオタキング事務所=未解決殺人事件の関わり疑惑」といった雑誌に載っちゃったスキャンダルネタ。
 既に有名になった唐沢氏の元アシの伊藤くん話、フィギュア王の額田編集長悲話、G社のナマイキ社員K君の暴挙など、身内関係のヘンな人エピソード集。
 さらに札幌公演の主催団体AINに届いた怪文書の紹介など。

 後半のビデオ紹介は、唐沢氏が見つけたアメリカの「異常なまでに巨乳のおねーちゃんのAV」(すごすぎて抜けない)、幻の人形劇AV「三蔵法師」(こっちはミョーに色っぽい)、さらに恒例MADビデオは「北斗の拳の映像でクレヨンしんちゃんOP」、沖縄でも紹介した「宮崎アニメでセリフ遊び」など。

 場内のテンションも上がってきたところで今回の真打ちネタ、「聖ジェルノン」一挙紹介。これは関西学院大学OBの人が、学園祭の度に10年近くに渡って作り続けている自主制作の特撮ヒーロー物。89年の第一作「超伝説聖ジェルノン」、続けて「聖ジェルノンII(90)」「聖ジェルノンJX(92)」「聖ジェルノン/ジャスティスシグマ」「聖ジェルノン/獣神サンダーライガー(95)」「聖ジェルノン/ダーティ・ウルフ(96)」「バーニング・ギャラン(97)」まで一挙紹介。
 特徴は監督自ら女優も悪役もヒーローも、おまけに主題歌までこなす八面六臂の活躍。(協力してくれるスタッフ少ない)
 異常にヘタクソでぬるい殺陣。(子供のヒーローごっこを見ているよう)
 なぜか短い必殺剣。(長い剣が怖いのかもしれない。先端恐怖症か?)
 神戸という地の利を活かして、阪神大震災の倒壊したビルをバックにロケをする根性。(…あ、あのね)
 そして最大の魅力は、これだけの本数撮っても、全然うまくならない進歩の無さ(笑)。
 いやー、いろんな意味で濃ゆいっす。聖ジェルノン。

 ラストはプロの作ったヘンなトクサツ3連発。
 一本目が香港の『観世音輿海龍王』。日本のスタッフも手を貸しているらしく、よくできた特撮映画なのだが、音楽がスタートレックのモロ流用で、実際の映画を観てるとミョーな感じ(笑)。
 二本目はフィリピン映画『首だけ女の恐怖』。南国感覚で作っているので、日本人の目で見るととってもマヌケなホラーに仕上がっています。
 そして三本目が韓国のTV特番『トランストディ』。「ミュータントタートルズ」のヒットに当て込んで作った宇宙から来た「カエル」のヒーローが、韓国のモドキ戦隊と協力して悪を倒すぞ。トクサツの質は上がったが、「ファイティングマン」に見られる韓国マヌクパワーも健在でおトクな一本。
 ぜひ吹き替えして、日本でも発売したいぞ! トランストディ!!


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