さてさて、オタクアミーゴス初の地方公演となったこの「inいわき」
「東アジアMANGAサミット」というイベントの一環として今回のいわき公演は開催されたのですが、某漫画家の「オレの講演時間と一緒になると、観客を取られる!」とのゴリ押しが入り、なんとアミーゴスの時間は閉会式の後という不利な条件!
ちょっとダレた雰囲気の中、60名ほどの物好きな観客が集まり、公演スタート。
今回はいつもの唐沢・岡田・眠田トリオに加え、レディース系で活躍中の漫画家・ソルボンヌK子先生がプラスという豪華版。K子先生は点滴に包帯姿と、「綾波レイ」のコスプレで登場という気の入り方。
そしてタイミングよく前日にヤングサンデーの「マイナス」事件(漫画の中に人肉食のシーンがあったため、『残酷すぎる』という事で回収騒ぎとなった)が起こってくれたので、その話題でひとしきり盛り上がると後はもうアミーゴスのペース!
今回は閉会式後に回された事による主催者への恨みか、はたまた田舎モンにもわかりやすいネタを並べたせいか、4人とも下ネタ系に走る走る(笑)。
まずは唐沢俊一推薦の「神田森莉の世界」! 今が旬のホラー漫画家。とにかく絵がヘタ、ムチャクチャなストーリー、下品なHネタの3拍子そろっててお買い得。
「神がおまえのシリの穴を罰したいとおっしゃられておるのだ!」と叫びながらヤリまくる神父さんの話などが印象的。言ってない言ってない(笑)。
(神田森莉の漫画については、ぶんか社の「怪奇カエル姫」をはじめ、数冊の単行本が出ているので要チェックだ)
その他にも「東アジアMANGAサミット」の主旨にふさわしく、タイの怪奇漫画(とにかくやたら首が伸びるおねーちゃんが不気味)や、大バカアメコミ「ウルティマウーマン」(主人公の男女がSEXし、エクスタシーに達すると変身できる難儀なヒーロー)や、ダメ押しの「KARATE GIRL」などと次々と紹介。
このあたりでいたたまれなくなった親子連れがそそくさと会場を出ていくという風景も見られ、更にボルテージアップ。
続いてK子先生は「レディースエロ漫画」の裏話で編集が書いてきた原作をそのまま朗読。
まなみ「で,でもバイブを使わないで(略)(クチュ)」
まなみ「ああーん」
という次第でセックスが始まる
負けじと岡田の繰り出すビデオは「あげまんと福チン」
あの超長期連載漫画「やる気まんまん」のオリジナルビデオアニメ版だ。副主人公のオットセイくんがいちいちセリフを喋ってくれるのが嬉しい。(わかるね?)
それではと眠田も「羊の交尾シーンがみどころ」のHアニメ「創世記」で応酬(笑)。
あまりに下品な方向に走ってしまったため、ここらで心を洗われるモノということで取りだしたのは「ペンギンズ・メモリー/幸福物語」。サントリー生ビールの可愛いほのぼのアニメ…、と思いきや、これがベトナムの戦場でペンギンさんたちが銃撃ちまくって殺し合うという、心すさむ内容のトンデモない怪作。
この他にも東京公演ではとても話せない、漫画業界の裏話などを吹きまくっていわきを後にしたアミーゴス一行なのであった。